リクエスト お見舞い 介護百人一首



午前中、介護施設にて法話




ここ数年、地元の仏教会からの依頼で介護施設のお年寄りの方に法話活動をおこなっている。今年で5回目である。





ここ数年、お年寄りの反応もなくなりそれでも全体にとても穏やかな空気があるので、その中でとりとめのない話をするのはこちらも心穏やかな気持ちがする。






本日は公務で兵庫県のお寺に行くことになり、予定より少し時間を切り上げて帰ろうとしたら、話を聞いていたおばあちゃんが「和尚さん!歌を歌ってください」と言われたので少しびっくりした。




毎回、最期に「いろは歌」を歌うことにしているのだが、お年寄りの反応もあまりないし、本日は時間の都合で割愛しようとおもったのだが、気のかけていてくださる方がおられたことにちょっと感激した。







法話の後は高速バスで三宮へ。




三宮のバスターミナルにつくと地元とは随分光景が違う。




「でっかいビルがたくさんある」「歩いている人の服装がお洒落」「電車が沢山走っている」とかいちいち驚いて、殆ど「妖怪ウォッチ」のコマさん状態である…




そういえば“コマさん”は狛犬の妖怪なのである。





でも狛犬は神獣であって妖怪ではないと思うのだが…





兵庫のお寺での案件も無事に終わり、東舞鶴の駅に着いたところで、駅そばのK病院に知り合いが入院していることを思い出したのでお見舞いに行った。




K病院はここ20年ほどで随分近代化した印象をうける。いつ行っても患者さんで一杯だし、そもそも紹介状なしには診てもらえないこともある。



病室に入り、ベッドの脇に座って話していると非常用のボタン(コードのついた縄跳びの縄のグリップみたいなヤツ)がベッドの脇に落ちていたので拾ってもとに戻そうとしたら…



間違えて押した(焦)




20秒もしないうちに看護婦さんが飛んできたので、こんな病院なら入院しても安心である(笑)





夜、NHK教育の「ハートネットTV」でで老老介護をテーマにした短歌のコンテストを特集していた。





受賞作が紹介され、会場に招かれた作者へのインタビューが交えられる。





みなさん晴れの舞台で終始にこやかなのだが、行間からにじむ苦労を思うと涙無しにはみられない番組だった。




高齢化と共に介護する人々をどう癒すかということは大きな、重い課題ではないだろうか。





【関連記事】http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2015-02/18.html



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