鎮魂の翼 落語家×尼僧




先日観たばかりの「風立ちぬ」を早送りで何度か見返して、美しい色や形、構図、人物の表情や動きにしみじみとすることが度々あった…素晴らしいアニメだと思う。





その流れで「大空の覇者」(講談社)を購入。密林の古書で300円也。






大空の覇者―甦る太平洋戦争の日本の軍用機165 (講談社SOPHIA BOOKS)

大空の覇者―甦る太平洋戦争の日本の軍用機165 (講談社SOPHIA BOOKS)






田中勝利氏の製作による軍用機の模型と実景を組み合わせたジオラマ写真に解説が添えられている。取り上げられている軍用機の数は165種にものぼる。




第二次大戦傑作機100―田中ショウリ航空ジオラマ写真集

第二次大戦傑作機100―田中ショウリ航空ジオラマ写真集




同じ著者の「第二次大戦傑作機100」は既に持っているがどちらか一冊なら「第二次大戦傑作機100」か。






「大空の覇者」は日本の軍用機のみだが、「第二次大戦傑作機100」は日本を中心に英・米・独の軍用機も収録されている。各機1〜2枚の精巧なジオラマ写真と各機のスペック、2方向からのイラストで構成されている。




田中氏の制作されたジオラマ写真には作者の情念のようなものを感じることがある。




宮崎アニメにも通じることだが、私たちは作品から単なる視覚や聴覚の情報以上のものを感じ、人は感動したり興奮するのではないだろうか。




終戦間近のある日の授業中。突然窓ガラスがすごい爆音とともに揺れはじめ、私たちみんな一目散に校庭に飛び出した。ダークグリーンの双発爆撃機で、今思えば「海軍一式陸上攻撃機」の一機が上空を五、六回低空旋回し、その後南の方に機首を向け、バンクしながら消えていった。「特攻に出撃する前の母校の先輩が最期に郷土訪問飛行をしたのだ」と今でも信じている。
 「特別攻撃隊」という名の響きの中に、何か悲哀にも似た感情を抱いたことを、今でも忘れることができない。私の制作する飛行機が、ともすれば当時の陸、海軍の軍用機に執着するのは鎮魂の思いも多分に含まれているのだろう……。(「大空の覇者」)








録画した「ぶっちゃけ寺」を観ていたら露の団姫(つゆのまるこ)さんが出演されていた、





落語家でありながら天台宗の尼僧であるという。とても前向きで明るい性格が素敵な方である。



番組のなかで…



「落語家としてはプロですが、僧侶としてはアマ(尼僧)です」




言われてた。





うまいこというねえ…




年間250席の高座に上がりながら布教活動にも余念がないという。





ちなみに御主人はクリスチャンの芸人さんでしかも神道のお神楽の楽曲もされているという…すごく複雑なご夫婦のようで興味はつきない。




随分と著書もあるようなので一度読んでみたいものだ。




人生が100倍オモシロくなる仏の教え

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法華経が好き!

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プロの尼さん: 落語家・まるこの仏道修行 (新潮新書)

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露の団姫の仏教いろは寄席

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