雄鹿 魔法の杖 理趣教の補助線
夕方6時半頃、妻と娘がホタルを見に行ったが時間が少し早かったとみえてホタルを見ることなく帰ってきた。
妻と娘は駐車場に動物がいることが多いのでついでに見に行ったら立派な角を生やした逞しい雄鹿が、私の倒した竹の葉をモリモリ食べていたそうだ。
娘は初めて野生の雄鹿を見て感動していたとのこと。
鹿が多いのはいいことばかりではなく、先日、穂先を食べられて回復したばかりの茗荷が再び切り詰めたように齧られ、移植したばかりのギボウシも綺麗に食べつくされていた。
ネットで「鹿が食べない」というワードで検索したら三重県でご夫婦で庭づくりに丹精されている方のブログに「鹿の嫌いなもので庭づくり」という記事が見つかった。
彼の地でも鹿の食害がひどいらしく実にいろいろ試行錯誤されているようで大変に参考になった。
やはりハーブのような匂いの強いものは鹿は苦手とするらしい。
数日前に法事が1件あり、普段は10時からのことが多いが、たまたま11時と少し遅めの法事だったので余裕で準備を済ませてのんびりしていたら施主さんから電話があり…
「10時から法事ですよね?」
慌てて駆けつけたが20分の遅刻である…
部屋に入ると礼服を着た親族の方々がズラッと静座して待っておられた。
申し訳ない…
法事の前に簡単な法話をするのだが遅刻してきた住職がいくら偉そうなことを言っても全然説得力がない(苦笑)
11時開式の法事が来週にあったので取り違えたらしい。
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先日からテレビで「ハリー・ポッター」を連続して放映している。
本山の僧侶養成所に入る時に友だちから
「ホグワーツに入るんだね」
と言われた。
真言宗の僧侶養成所=「魔法学校」というのは当らずといえども遠からずか。
魔法を使うには杖を振って呪文を唱えるのだが、その杖が真言宗で使う散杖に見える…
散杖は作法に使うもので梅の木を削ったものだが長さが丁度同じくらいなのである。
主人公が誰かに似ていると思って気になっていたのだがお笑いの「ハリセンボン」の太ったほうに似ていることに気がついた。
法事に使う経典は基本的に「理趣教」である。
様々な人間の営みを肯定するなかに男女の交わりもまた清浄であるという趣旨のことが書かれてあり、その部分だけ取り出して興味本位に語られることがあるが人間の営みは本来清浄であることを説いているなかに含まれものである。
個人的にはもう少し先があるのではないかという気がする。
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最近、繰り返し読んでいるもののなかに近代インドの聖人ラーマクリシュナの言行録「不滅の言葉」(コタムリト)がある。
その第二巻に修行中のラーマクリシュナが様々な宗教的境地にいたるなかで、この世のあらゆるもののなかに男神(男性原理)と女神(女性原理)があって交接しているというものがある。
カジュラーホーの寺院群にあるミトゥナ(男女交合)の像などはやはり同じ文脈で捉えるべきでるように思うのだがまだまだはっきりとした結論にはいたっていない。
【本日ブログを書くのに使ったBGM】
【追記】明日から旅行のため数日更新をお休みいたします。合掌
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