住職バトル 猛暑 言語道断
【暑さで?大きなウシガエルが這い出してきた。かわいそうなので水をかけてやった。】
何年か前に老僧から住職を引き継いだがお寺に来られた方や電話してこられる方にとって、老僧も私も住職ということになるらしく、時々事態が混乱することがある。
しばらく前に「もみじを50本ほど寄付する」と老僧が言い出した。
住職宛の電話を老僧が受けて快諾してしまったらしい。
もみじ50本を無償贈与…
誰に?、何処に?と問いただすが
「東京の業者」というばかり…
「東京の業者」って何万人いるのよ!
と軽くバトルしました(苦笑)
数日前に「東京の業者」が京都府や市の職員と一緒に来訪。
よくよく聞いてみると豊島区の目白にある“C荘”という老舗のホテルだった。
都内のホテルながら広大な庭園があり、その一角に日本の各都道府県の樹木を植えることになって
京都府のもみじということでお声がかかったらしい。
とりあえず変な業者ではなくて一安心である。
【夏バテに効くのが地元のトマトで作ったガスパチョ。美味なり。】
連日猛暑である。
これだけ雨が少ない炎天は数年ぶりである。
暑さに身体も慣れはじめ、数時間なら屋外で作業できるようになった。
午前中、門前で草刈していてふと気配を感じると、大きな猿が門前の道路をゆっくり歩いている。
人間がいるのに…
爆音で草刈機を使っているのに…
全然、動じる気配無く大きなもみじの木陰に入るとやれやれという顔つきで一服していた。
棚行が始まったが1日数軒というペースである。
棚行もそれなにり苦労することがあって
先日お参りした家は門前に大きな樹があってスズメバチの巣ができていた。
玄関から入ろうとするとスズメバチがしきりに廻りを飛び始めるのでヒヤリとした。
他にも…
『猛犬注意』という恐ろしげなプレートのかかっている家
とか…
入り口がやたらとおあってどこから入っていいか分からない家
とか…
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道可道、非常道。名可名、非常名。(「老子」)
これが「道」だと言い表せる様な道は、偉大なる不朽の道ではない。これが「名」だと呼べる様な名は、真実不変の名ではない。
東洋の思想や哲学がすぐれて体感的なものであるとするなら。
その至高の疑念とよぶべきものは全て仮称でしかない。
「道教?道を中心とした思想だね」
だがその「道」とは言葉では言い表せないといっているではないか!
言葉にされた「道」など嘘っぱちかもしれないのだ。
仏教の「空」についても同じことが言えるのではないだろうか…
知的な理解とは概ね言語的理解とパラレルなのだから、体感的理解、感得という領域に至るには言語外の、言語道断なる道が必要なのだろう。(「言語道断」とは本来は境地や真理が言語化できないことを指すものであったらしい)
桑田二郎さんがマンガエッセイという一見、平明な方法で綴っておられる般若心経論のなかにこの言語道断に道をつけるのではないか…という部分があって大いに心を動かされた。
般若心経〈第2巻〉カルマがつくる運命と宿命―マンガエッセイでつづる (1985年)
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