看板にムズムズ　スーパー緑茶

午前中、信号待ちしていて青になったので発進しようとする私の車を猛スピードで追い抜いていくバイクが1台。よく見ると…

フルフェイスのヘルメット×改良服＝お盆のお坊さん

「急いでますオーラ」を感じて心の中で「頑張ってくださいっ！」とエールを送る。

午後は…

すごくお洒落な自転車×改良服×お洒落な日よけ帽子のお坊さん＝お盆のお坊さん

にすれ違う。

再び…

心のなかで「頑張ってくださいっ！」のエールを送る。

棚経で市内をウロウロしているが、Ｓ街道沿いに最近気になる看板があって見るたびにムズムズしてしまう。

市内の某セレモニーホールの看板である。

かなり大きな看板なのだが…

「そして、大空へ」

と書いてある。

この文言は亡くなることを穏やかに表現しているのだろうが、どうもひっかかる。

人が亡くなって天に昇るというのはキリスト教のイメージではないだろうか。

そもそも天空の果てに亡くなった方の行く世界があるのだろうか。

ひとつのは「千の風になって」の影響があるのかもしれない。

「千の風になって」の歌詞で「（私は）お墓のなかにいない」というのはお坊さん的にはだいぶ物議をかもししたが（笑）、あの歌によって親しい人を亡くした喪失感を癒された人はとても多いに違いない。というか私自身とても好きな歌である。

もっとも…

仏教的には天空（現世）に留まるのではどちらかといえば成仏していない魂のイメージなのだが（笑）

しばらく棚経で市内をうろうろするのでまだムズムズは続きそうである。

相変わらず暑いが気のせいかどこか秋の気配が少しづつ濃くなっているような感じる。

風の中に秋の気配を感じると共に身体も少し変化してだいぶ食欲がでてきた。

昨年はスポーツドリンクに荒塩を入れたものを携帯していたが、最近はミネラルや塩分を配合した飴が売られているのでそれを持ち歩くようになった。

暑いとついつい口当たりの良い冷たいものをとってしまうが、先日、お参りに行ったお宅で氷水で抽出した煎茶というのを頂いた。

お茶の生産地では氷水で5分抽出するという方法が知られていて、この方法だと甘みのある美味しいお茶になるうえ、カフェインが少なく、さらに「エピガロカテキン」という免疫の活性化に役立つ物質が摂れるという。名づけて「スーパー緑茶」とのこと。色は薄いが確かにさっぱりとした甘みのある美味しいお茶だった。

本日は紅茶で試してみたがなかなか美味しかった。

「食欲の秋」というのは案外深い意味があるのではないだろうか。

つまり野生の生き物にとって冬に備えて秋の間に栄養をためておくことはとても大切なことだったのではないかと思うのである。ただ、専門的にはいろんな見解があるようである。

秋の気配のなかお盆は続く…

　
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