住職出撃 お天道様 白A 

 





台風がゆっくりと北上中。




夕方、窓から射す光が明るいので外に出ると、暗い雲が風に流されて、雲の隙間から夕空が見えた。












パソコン好きの和尚さんのお寺に行ったら3Dゴーグルというのを体験させてもらった。





ゴーグルを掛けると様々なバーチャルリアリティを体験できる。





惑星探索、ジェットコースター、巨大ロボットのコックピット、海底散歩…




実によくできております(感心!)




ガンダム世代としてはコックピットに搭乗して巨大ロボットを操縦…というシチュエーションにはかなり燃えましたね(熱)





普段、ゲームの類を一切やらないので尚更アツくなりました。




もっとも…




すぐに敵ロボットに倒されましたが…





「セイラ出撃」でザクに鹵獲されそうになった<セイラさん搭乗のガンダム>くらいのダメっぷりでした。








興味深かったのは太陽系を始めとする惑星を探訪できるソフト。





太陽系の星々を探索した後、太陽を遥かに凌ぐ巨大な惑星が次々と登場する。





そのスケールに圧倒された。




太陽系の全質量の99.9パーセントは太陽が占めているという。





繰り返しますね(笑)




太陽系の全質量の99.9パーセントは太陽が占めているというのですよ!





これは驚くべきことではないだろうか?




この巨大なエネルギーと質量が地球と絶妙の位置にあることで私達は過不足のないエネルギーを享受できているというのも重ねて不思議なことである。





太陽との距離が近ければ灼熱の世界であり、遠すぎれば極寒の世界である。




そのことも実に実に不思議ではないだろうか。




そして、これだけの質量が存在するということは、その存在が熱エネルギー以外の様々な影響と干渉を私達に与えていると考えるのが自然ではないだろうか?






太陽には私達の生命と人生を決定づけている何かがあるかもしれないのだ。



やっぱりお天道様だ!



そして、宇宙全体にはこの太陽すら遥かに凌ぐ巨大な質量の天体が無数に存在するというのである。









私達は大きいとか小さいといった相対の価値観のなかで生きているが、実は相対であるはずの価値をいつしか絶対的に固定してしまっていることに気がつくことがある。




したがって、その“縛り”を抜けると、なんともいえない開放感を感じることがある。




太陽の巨大さを実感し、それを凌ぐ天体の存在を知ったことで不思議な開放感を感じたのも同じ意味があるのだろう。






ならば、その開放感が私達の“素”であっても構わないのではないだろうか。




自分の心をもっともっと自由にしたい…そう感じることが時々ある。






「 北の果(は)ての海に魚がいて、その名は鯤(こん)という。鯤の大きさはいったい何千里あるか見当もつかない。〔ある時〕突然形が変わって鳥となった。その名は鳳(ほう)という。鳳の背中は、これまたいったい何千里あるか見当もつかない。ふるいたって飛びあがると、その翼(つばさ)はまるで大空一ぱいに広がった雲のようである。この鳥は、海の荒れ狂うときになると〔その大風に乗って飛びあがり、〕さて南の果(は)ての海へと天翔(あまかけ)る。南の果ての海とは天の池である。」
        (『荘子』第一冊 内篇 金谷治訳注 「逍遥遊篇 第一」18頁 )




荘子 第1冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1)

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【素晴らしい才能だと思います】



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