失敗作 RINNEする魂 静夜思
先日、娘が芋ほり遠足で収穫したサツマイモを毎日のように食べている。
本日は夕食に大学芋を作ったのだが、蜜を煮詰めていて少し分量が少ないと感じたので何気なくアイスコーヒー用のガムシロップを加えてみた。
出来上がった大学芋は…味はいつもと大差ないのだが、蜜に異常な粘着力があり、一口食べただけで、飴のようになった蜜がぴったりと歯にくっつく…それも恐ろしいほどに…そのため本日の大学芋は家族にはあまり評判がよくなくてがっかりである。
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幼稚園の娘が「りんね(輪廻)」などという言葉を使うので時々ギョッとする。
最初はこれもお腹に居るときから「理趣経」を聞かせていた功徳か…
と思ったらアニメの影響だった…
我らの世代には「うる星やつら」でおなじみの高橋留美子氏が「境界のRINNE」というマンガを描いておられて,アニメが放映中である。
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娘としばらく「境界のRINNE」のアニメを観ていたのだが、違和感を感じた…
「輪廻」とは何かということについて作者の解釈が気になったのである。
「境界のRINNE」でいわれている「輪廻」というのは死後、魂となった存在が輪廻する…と考えている気がしたのである。
だが…
この世に生まれ、この世で生きていくことも輪廻のなかのことだとというのが仏教思想としての輪廻であり、現世も死後の世界もさらに来世へと続く輪廻のサイクルから脱するのが解脱である。多分この考えは仏教的な輪廻の解釈として間違っていないと思う。
そこらへんはこの作品のツッコミどころのような気がしているが
全体的にゆるい感じのお話で細かいことはどうでもいい気もしている…
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最近、娘を寝かしているうちに爆睡というパターンが多い。
おかげでブログの更新も滞りがち…
早く寝てしまうと真夜中に眼が覚めて寝られなくなることもしばしばである。
それはそれで楽しい時間で布団のなかでとりとめもないことを考えるのも楽しいものである。
数日前も真夜中に眼が覚め、妄想雑念の世界にひたった。
私達が夜空に観ている星の光ははるか過去にその星が放たれたものである。
何万光年という距離を経て私達の眼に届いている光の本体である星が
実はすでに消滅しているかもしれないのである。
そんなことを考えていたら、因縁のことと結びついた。
現在の自分というのは過去の因縁が作り上げたものである。
誰しも因縁によって成立している自分を本当の自分だと思っている。
(その因縁の積み重ねは当然ながら輪廻として現れその生き様を決定してゆく)
因縁を越えた私達の本体はどこにあるのか…
私達は現世、死後の世界、来世へと無限に続く輪廻の輪のなかにいる。
山寺の夜は誠に静かで深夜の静けさのなかに耳をすませば輪廻のきしみが聞えるかもしれないと思うことがある。
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