阿良須神社祭礼

  


【山門から三重塔まで200個のキャンドルが並べられた】


今月25日は阿良須(あらす)神社の祭礼が行われる。




5つの地区が交替で5年毎に祭礼の奉納を行うのが慣例となっており、
今年は地元鹿原地区の奉納が行われる。





それに先立って地域の地元の寺院など数箇所で事前の奉納が行われる。









一昨日は地元の禅宗寺院で奉納が行われ、昨日は当山にて奉納が行われた。




5年前は庫裏で奉納が行われたが、今回は三重塔の前で本番同様の奉納が行われた。




棒振りと呼ばれる子供達の祭儀に始まって、神楽、獅子舞などが演じられる。




奉納は後7時半から始まって9時頃まで続けられた。





参道には竹で作ったキャンドルイルミネーションが並べられ、幻想的な雰囲気のなかでおこなわれた。





こうした祭礼も後継者の減少で継続が難しくなっているのが現状だが、
地元の方が精一杯努めておられることに感じるものがあった。






10月25日は午前10時から鹿原の公会堂を出発して鹿原神社まで行列があり、12時から阿良須神社にて奉納が行われる。ご都合のつく方はご参集頂きたい。(尚、前日24日午後7時半に鹿原公会堂を出発し鹿原神社で事前奉納が行われる。装束をつけての本格的な奉納である)






阿良須(あらす)神社は当山から直近の神社でありながら殆どお参りする機会もなかったのだが「丹後の地名」というサイトを拝見していていろいろ興味深い事実を発見した。





丹波に派遣された日子坐王(ヒコイマスオウ)が玖賀耳之御笠(クガミミノミカサ)を討伐したのは青葉山だったという伝承にはとても深い由来を感じている。



阿良須神社がその故事とも関わってくるらしいということに改めて気がついた。




奉納には「宮上がり」と「宮下がり」がある。



「宮上がり」が本殿に対しての奉納であるのに対して、「宮下がり」は脇社に対して行われるものらしいが青葉山に対して行う場合もあるとのこと。



地元には古くから青葉山に参詣する行事があり当地における青葉山は特別な存在であったらしい。






最近、やたらと歴史関係の書籍ばかり買っている。




歴史に惹かれるというのはいろんな理由があるが、歴史を学ぶ大きな目的は現在の私達とまったく違う価値観、感性を持った人々が居たということを知ることであり、いいかえれば自分の信じる価値や感性が無数にあるなかのひとつでしかないこと、そして私達が大変に狭い、小さな価値観の中で生きていることを知ることではないかと思う。





私達の幸せも不幸も私達の価値観のなかにしかないから
価値観が変わること、自分の価値観の相対性を知ることで


不幸と感じていることに別の意味を見つけることができるかもしれないし、新しい幸せを見つけることがdけいるかもしれないこと


そのためにも


○ 自分の国の歴史を学ぶこと

○ 自分の住んでいる地域の歴史を学ぶこと




この2点はとても大事だ感じる



祭礼や神事、仏事に関わることは知識というよりも



綿々と受け継がれてきた生の歴史に触れる機会なのだと思う。




結論…


『幸せになるために歴史を学ぶ』


『祭り(祀り)を大切にする』




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