ガンダムが面白い理由 北陸観光バス水没事件

今年は少し紅葉のペースが早いと感じる。


といってももみじの大半はまだ青いままなのだが葉色の微妙な変化が急速に紅葉に傾いている気がするのである。来月早々、一気に色づくかもしれない。




3時半頃、キッチンの窓から参道を見ると斜めに差し込む日差しがなんともいえず穏やかで綺麗に見えたので、久しぶりに写真を撮ろうと思ったのだが、うっかりして少し経ってから参道に出てみるとの日差しはもうなくなっていた。自然の中の光線を掴まえるのは難しい。







最近、固有名詞が出てこないことがあって焦ることがしばしば…




昨晩、妻が上原ひろみさんというジャズピアノ奏者の動画を見せてくれたのだが、





そういえば先日買ったCDの歌手の話を被せて話そうとして




どうしても名前が出てこない




「えーと、えーと、えーと…」



そのうち妻が…




ガンダム?」




妻は私がいつもガンダムのDVDを観ていると誤解しているらしい(苦笑)




出てこなかった名前は高橋真梨子さんでした。




上原ひとみさんの話題から高橋真梨子さんの持っているジャズの雰囲気の話をしたかったのだが「高橋真梨子」という固有名詞がどうしても出てこなかったので話がグズグズになった…





上原ひろみさんの動画。後半、マイウェイを1度聞いただけで絶妙の音を作り出すところは何度観てもかっこいい】






ガンダムといえば先日DVDの第1巻をレンタルしたのだが(笑)
第3話「敵の補給艦を叩け!」が印象に残った。




主人公達は最新鋭の新造戦艦に乗船している。だが敵の奇襲により正規の搭乗員は大半が戦死してごく僅かの負傷者しかいない。戦艦を動かしているのは素人同然の主人公達や生き残った僅かな下士官である。




敵の目的は新造戦艦と最新の機密兵器である“ガンダム”を奪うこと。
しかも追撃を指揮しているのは歴戦の勇士シャア・アズナブルである。




但し敵艦は前回の戦いで消耗し補給を必要としている。補給艦と邂逅することは確実である。



ここで乗員は選択を迫られる。



敵艦の補給が終ればその追撃によって敗北=“死”は確実である。




もし勝機があるとするなら、敵艦が補給を受ける前に先制攻撃をおこなうしかない。




素人同然の集団が敵に先制攻撃をかける。然らずんばん確実な死しか残されていない…




この状況設定はきわめて過酷である。



そして10代の主人公達は先制攻撃を選択する…というのが第3話のストーリーである。






ガンダムが面白い理由のひとつは“生き抜く”ということがリアルに追求されているからではないかと考えている。



主人公も敵も“生き抜く”ために懸命の努力を続ける。




そこに善悪を超えた共感のようなものが生まれるのではないだろうか。




生き抜くという強い意志を持って私達は生きているだろうか?
漫然と生を送っていないか…そう考えてみることは大切だと思う。




昨日(10月22日)放送の「奇跡体験!アンビリバボー」では、2004年に大きな被害をもたらした台風23号が猛威を振るうなか、激流のなかに孤立してしまったバスの乗客37人の物語である。





舞鶴の方なら誰もが知っているこの事件は「北陸観光バス水没事件」という名称になってるらしい。




当時は関東の友人から「舞鶴が大変なことになってるんだって!」と何本も電話がかかってきたのを思い出す…



バスには乗員、乗客37名が乗っていたが乗客の平均年齢は67才。
京都府舞鶴市志高では由良川が氾濫し、由良川沿いの国道175号は水没。
普段は約150mの川幅が、3倍にまで膨らみ、道路が冠水を始めてからわずか15分ほどで胸まで水位が上昇したという。


その状況下で乗員達はバスの屋根に避難し、必至に助け合いながら救助を待つ…



感動的な内容だったが、その感動は高齢者を中心とした一団が強い意思や智慧によって生き抜くことを選択し、果敢に実行したというのがその根底にあるのではないかと思う。



日本人にとって戦場は遥かに遠いが、大規模な自然災害や原子力災害がいつ起こってもおかしくないというこことを思い起こすなら、今一度、生きるということ、どんな状況でも生き抜くということを考えてみることは決して無駄ではないと思う。



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