猿害 「剣術抄」
【本日の参道の様子】
本日は曇り時々晴れ。昼ごろ雨少々。
3時頃、境内に斜めに陽が射して苔の上に映るのが心地よく感じられる。
本日は裏山で頻りに猿が騒ぐ。
近隣の家々からロケット花火の爆ぜる音が聞える。
手伝いに来た小学生の姪が「自分と同じくらい大きな猿が居た!」と驚いていた。
庫裏の前のミカンの木は格好の獲物になるので慌てて収穫した。
猿は少し離れたところにある柿の木から実をもいで夢中で食べていた。
早速、購入した猟師コスプレを着用したいが、お参りの人が多いのであまり目立った活動ができないのが悔しい…
- 作者: とみ新蔵
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とみ氏の剣術劇画には異常なリアリティや迫力があってファンなのである。
予備知識無しに買った「剣術抄1」だが、非常に面白い。久々のアタリである。
とみ氏は古流の剣術を修行され、氏の剣術劇画はその体験がベースになっているのだが、この作品にはなんとSFの要素が入っているのだ。(表紙を良く観ると黒人や白人が描かれている!)
これには驚いた。余り詳しく書くと初見の面白さを削がれるので書くのを控えるが、古流の剣術が異なる時代、地域の武術と戦うとどうなるか…という思考実験のようなものである。
最近の刃牙シリーズを観ても分かるよう異種格闘戦、異種武術戦というのは漫画では最も面白い分野のひとつではないだろうか。
- 作者: 板垣恵介
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作者の遊び心の部分で少し“引く”読者があるかもしれないが(笑)、その部分を割り引いても、剣術の理合や動きを活写した稀有な剣術劇画だと思う。
武術における“目付け”について書かれた部分があったのだが触発されるものがあった。
我流に引用すると私達は相手と対峙すると相手を注視してしまう(その相手と戦うとなれば尚更のこと)が、そのことによって緊張が生まれ(筋肉も緊張し)、また相手を意識しすぎることで、かえって相手の心も感受しにくくなっている。
「相手に意識を向けすぎると相手のことがわらなくなる」…
「力を抜いて相手を観る。相手の後ろの遠くの景色をぼんやりと見る」…
人と対話をするときでも、気功やヨーガをするときでも大いに参考になる話だと得心した。久々の収穫感で嬉しくなった。
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