絵本のチカラ

【会場でディスプレイされていた絵本。面白そう!】





昨日は京都府私立幼稚園両丹地区PTA主催の「教育講演会」が行われた。





幼稚園のPTAの役員をしているので私も講演会のお手伝いをさせていただいた。







会場は商工観光センターのホール。天候はやや不順ながら大勢の父兄の方が集まってくださった。テーマが絵本なので殆どが若いお母さん達である。





うんこ!

うんこ!

【子供に大人気の絵本らしい】




講師の花田睦子さんが親しみやすい関西弁と綺麗なお声でお話を始められると…





急に眠気が襲ってきた…






11月の繁忙期の疲れが出たのと普段、寒い山寺に居るのでホールのような適度に空調の効いた環境に入ると体がゆるんで猛烈な眠気に襲われるのである。




眠ってはいかん!と自分を叱咤するものの、猛烈で快適な眠気が襲ってきた…




眠ってはいかん…眠っては…眠…




…  …   …



しばらく寝ると頭がすっきりしてようやくお話に集中することができるようになった。





花田さんの主張で明快である。




どんどん子供に絵本を与え、できるだけ子供に絵本を読み聞かせてやればよい。





絵本とは読み手と聴き手で楽しむ本。








あくまでその子供の感性を中心にして、決してその子の感性を否定しないこと。子供を否定せずに『足し算』していく。「良い絵本」を子供の強制する必要もない。








読み聞かせるからといって上手に読もうとする必要もない。







ただ子供と絵本を楽しむことで子供は何かを得るし、確実に何かが伝わっていく。子供の心に確実に何かが残ってゆく。









親が必死に何かをしようとしなくても勝手に子供に伝わっていくし、勝手に子供の心に残っていく…というお話が新鮮だったし、また大いに安心を感じるものであった・





どのお母さんも子供をどう育てるか…と悪戦苦闘しておられるに違いない。





それが自分が思ってもみなかった形で報いられるというのは子育てされているお母さん方の気持ちが明るくなるようなお話だった。








花田先生は嵯峨芸術大学で非常勤講師をされていて絵本についての授業をもたれている。





学生に『誰かに絵本をよんでもらうこと』という宿題を出されるそうである。





ある学生が母親に絵本を読んでもらっていると、子供の頃、お母さんから絵本読んでもらうのを楽しみにしていたことを思い出し、そして自分が親に愛されていたこと、自分が親を愛していたことをまざまざと感じることができた…という。









心がじんわりと暖かくなるようなお話で、泣いておられたお母さん多数…もちろん私も泣きましたね(苦笑)









講演の中で花田さんが朗読して下さったのは「おかん」「やさいのおなか」という2冊。






いつか娘にも読ませてやりたい。




おかん

おかん


【関西弁のやりとりが楽しい】



やさいのおなか (幼児絵本シリーズ)

やさいのおなか (幼児絵本シリーズ)


【野菜の断面のシルエットが書かれていて、不思議な発見を感じる】





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