暖冬 「バンド・オブ・ブラザーズ」


例年に比べると随分と暖かいがそれでもじわじわと気温が下がりはじめた。




頻繁に聞えていた鹿の鳴き声が止んだ。
以前のように夜の駐車場で頻繁に鹿がウロウロしているのを見かけることもなくなった。





動物の気配がないわけではない。
倉庫に工具を取りに行った老僧が倉庫のなかにアライグマと出くわしたと教えてくれた。アライグマは人間を見て逃げていったそうだが多分、冬を越すために入り込んでいたにちがいない。アライグマは古い家屋が好きなのである。





庫裏の裏に積んである薪のところにミソサザイという野鳥が飛んできているらしい。
薪についている虫をついばんでいるのだが、ミソサザイは10センチほどの野鳥で1度観てみたいものだ。



wikiで調べたらミソサザイの鳴き声まで公開されていた。)

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本日28日は本年最後の不動講のお勤め。



お参りに来た妹に「鹿を見かけなくなった」と言ったら狩猟が解禁になったからではないかとのこと。なるほど…








10月頃から知り合いの棟梁にもらった建材の端材を薪に使っていたふが、寒さが厳しくなってきたのでストックしておいた薪を使い始めた。




端材は燃えやすいが火力がやや弱い。



それに比べてシイやカシなどの広葉樹の薪は体の芯から温まる気がする。




冷えた体を浴槽つけて手足の先がゆっくりと温められていくのは至福の時間である。






法務が続き気持ちが少し下降気味だった。気分転換に「バンド・オブ・ブラザーズ」の4巻が見たくなりレンタルしたら速攻でハマってしまった。立て続けに1巻〜4巻を鑑賞。



「バンド・オブ・ブラザーズ」は全5巻(10話)。
アメリカ陸軍第101空挺師団第2大隊E中隊の訓練から戦闘への参加、終戦までを描く。



ノルマンディー上陸作戦、マーケット・ガーデン作戦、バルジの戦いなど、西部戦線における主要な作戦での戦歴描かれる。


(最終巻の5巻はやや政治的なメッセージが強くあまり好きではない。)






映画ではなくテレビドラマであるが戦争を題材とした作品のなかでも出色の作品だと思う。




原作はノンフィクション作品なので登場人物は全て実名。










1巻は過酷な空挺師団の訓練期間が中心だが、この厳しい生活が隊友との絆を深めていく。




1巻の最後でノルマンディー上陸作戦が発動され主人公らの中隊は内陸への降下作戦に編入される。



猛烈の対空砲火にさらされながら降下していく兵士達。まるで戦場にいるような迫力がある。






2巻はマーケット・ガーデン作戦での戦闘。ノルマンディー上陸作戦より死傷者が多かったとされる過酷な戦闘が描かれる。



第3巻、第4巻はバルジの戦いでの補給の不足や寒さと戦いながらの戦い。
3巻の後半は衛生兵から見た戦場が描かれて味わい深い。




本作はドキュメンタリー性とドラマ性のバランスがとても良い。



アメリカ映画にありがちな<ヒーローの大活躍>に食傷したらこういう作品を観るのも悪くない。