間違ってますよ 残像 「消える動きを求めて」

娘が何かブツブツつぶやいていたのでよくきくと…


「ナムホーレンソ-タベタイナ」



間違ってますよ!


言葉も違うし…


宗派も違う!


とりあえず


「南無大師遍照金剛」


をきっちり教えました。





昨日見た「インターステラー」というSF映画はとても良かった。


良い映画やドラマも決して少なくない。



先日観た「バンド・オブ・ブラザーズ」も「ジェネレーション・ウォー」も良かったのだが、最近は映画を観るというと時間をつぶすとか気分を換えるといった気持ちがあって、積極的に映画にのめりこむという感覚はもうないだろうと思っていた。





 良い本を読んだ後にジワジワと良かったという気持ちがわいてきて、その本の良さのようなものがいろんな角度から思い浮かぶことがあるが、「インターステラー」という映画の良さはそれに近いものがある。読書なら読後感だが映画なら残像とでもいうべきか。








剣術抄 2 (SPコミックス)

剣術抄 2 (SPコミックス)




とみ新蔵「剣術抄」にハマって何度も読みかえしていたら、武術系の本が読みたくなり黒田鉄山「消える動きを求めて 鉄山パリ合宿記」(合気ニュース)を書棚から探し出した。




消える動きを求めて―鉄山パリ合宿記

消える動きを求めて―鉄山パリ合宿記




武術家である著者がヨーロッパで行った指導旅行の記録で、飲食饗応や雑談漫談の記事も多く軽く読めるのだが、武術に話題が及ぶと怖いようなヒヤリとするような内容が溢れ出る。



ヨーロッパで一流のレビューを観て入れ替わり立ち代り現れる演者の体に観るべきものが無いという著者はテレビで見た武原はんがゆっくりと舞っているにも関わらず「ものすごく速い動き」であることに気づき、その感じを真似て居合いを抜いてみて得心した…という。




動かないのが最速であるとか、長いものを短く短いものを長く、座って座らず…術理についての言葉は素人には難解にすぎるが、著者は傑出した武術家である祖父や曽祖父を持ち、自分などそれら先人にくらべるべくもない…という。




著者はなんとも遠く遥かを観ていて、その気持ちに洗われる。
自分もまたでき得る限りの精進をせねばならぬ身だと思うとなんとも耳が痛い。




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