壇蜜とオナラと河童
本日は暦のうえで雨水。
1日遅れて明日は雨の予報。
ようやく寒さをぬけつつある。
夕方、久しぶりに外で薪を作っていると、僅かに残った雪が溶け、ほたりほたりと落ちる音が聞こえた。これもまた春の音か。
もっとも朝晩は相変わらず寒い。
老僧もいつの間にか私の進呈したユニクロのハイネックのヒートテックフリーズとフリースのパーカーを着ている。
昔はフリースにも拒否反応だったが温かいというのが分かったらしい。冷えると体調を崩すおそれがあるので強引に温かい衣類を着てもらうことにしている。殆どユニクロだが。
幼稚園でのインフルエンザの流行が収束したと安心していたら、昨日になって娘が発熱。
病院でインフルエンザの検査を受けとただの風邪と判明して一安心である。
幼稚園を休んだ娘が突然、「イチゴが食べたい!」とゴネシエイトを始めたので弱っていたら…
檀家さんが手作りのイチゴケーキを持ってきてくださった。
なんというタイミングの良さ…有り難し!
しばらく忙しいので風邪をうつされるわけにはいかないので昨晩は入浴中に剃髪する。
剃髪と風邪の因果関係は何かというと、
私は剃髪すると身体が元気になるのである。
他の御住職方はどうかしらないが私はここ一番という時には剃髪することにしているのである。
全身の毛という毛を剃ったらもっともっと元気になるのでは…と考えることがあるが、実行する勇気は無い。
動画を見ていたら嵐のメンバーが壇蜜さんに
「つきあってどれくらいでオナラができますか」と質問していた。
壇蜜さんは
「オナラをしなかったらいつまでも新鮮な気持ちでお付き合いできます」と答えていた
さらに…
「オナラと河童とUFOは同じ時系列の存在である」と。
つまり…
存在するらしいけど見たことはない…というのが
交際している相手のオナラなのだ…
面白い答えだと感心しきり。(「時系列」の遣い方は多分まちがってますが)
最近、聴いている桂春団治の「代書」に「ガタロ」という職業が出てくる。
ガタロというのは川に入って廃品を回収する仕事なのだが、
最近になってこのガタロとは河童の方言ではないかと気がついた。
河童の異称は沢山ある
ミヅチ、スジン、ガワロ、ガタロ、エンコ、カワコ、ガワロ…
河童(カッパ)の語源は河(カワ)に澄む童子(ワッパ)であり、同様に「河太郎」(カワタロウ)が変化して「ガタロ」になったのではないかと思う。
(スジンとは「水神」か)
- 作者: 若尾五雄
- 出版社/メーカー: 堺屋図書
- 発売日: 1989/11
- メディア: 単行本
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密林の<ほしいものリスト>に古書を登録しておき、時々チエックして値段がこなれたら買うのだが、値段が高くて買えなかった若尾五雄「河童の荒魂 河童は渦巻である」の値段が急に下がったので購入。
届いてみたら図書館のリサイクル本だった。安いはずである。
カッパに関する様々な論考が集められていて全部の内容は首肯しかねるが、
河童は水の渦巻きをあらわしているという主張がとても新鮮である。
河童といえば頭にある皿があるとされる。
皿という無機質なものがなぜでてくるか…というのは長年の疑問だったが、
ひとつには皿とはくぼみのことで、河童には頭にくぼみがあり、そこに水をためていないと力がでないという。
いまひとつには皿とは頭のつむじのことであるという。
蛇がとぐろを巻くことをサラと表現する地域があるように渦巻くものがサラであった。
あるいは頭のつむじをかってはサラとよんだらしい。さらに陶器をつくるとは細くのばした粘土を重ねて(回転させて?)作ったことも関係しているらしい。
サラ=つむじ=渦巻き
このことはもうひとつ意味があって川の流れが交差して渦になっているところで人間や動物が引き込まれておぼれることがあり、河童とはその水の渦を指すというのである。
本書は河童に関するの様々な短文を集めたものであり、少々論旨が分かりにくいが、長年の謎が少し解けた気がした。
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