値下げ 太極拳 紀三井寺の御詠歌 

コンビニにぃったら値下げ商品のなかにポリデントがあった。



ポリデントなどというものがコンビニにおいてあるというのもいかにも社会の高齢化を物語っているようである。
思わず老僧に進呈しようと半額なったポリデントを購入。









10年ほど前に熱心に取り組んでいた太極拳を再会しようか…と考えていた。



その流れでスコット・メレディス太極拳パワー」「たった7つのポーズで身につく 太極拳「掤勁(ポンケイ)」養成法 非身体的エネルギーのルートをアクティブ化する! 」を購入。



著者は40年以上の武道歴があるがMITで博士号を取得し、研究者としてIBM,アップル、マイクロソフトなどに在籍したという面白い経歴の持ち主。




合理的知見×太極拳



あまりに特異な印象を受けたので購入を控えていたが、読んでみると内容は非常に興味深いものがある。ほとんどニューウェーブ系武術書という印象。




気の武術としての太極拳にこれほど具体的にアプローチした武術書は数少ないのではないだろうか。



太極拳の雲手と相撲の四股の関係、合気道の不出世の名人である佐川幸義師の合気道太極拳の共通性などは思わず引き入れられる。




内家拳合気道には共通点が多いとは感じていたが武術的なエネルギーの使い方が詳述されているのは大変に貴重であろう。著者は形意拳についても著作もあるので古書の値段が下がったら購入の予定。












紀三井寺HP】http://www.kimiidera.com/





明後日は研修旅行で紀三井寺に参拝するのだが、紀三井寺のHPを見ていたら開祖は為光上人と書かれてあった。




山寺に近い西国札所松尾寺の開基も為光上人であったことが思いだされた。




調べると和歌山にある西国薬師霊場札所の禅林寺の開基も為光上人とある。



常々丹後と紀州には何かしら深い関係がありそうだ…と考えていた。詳細はまだよくわからないのだが為光上人が開かれたという伝承のあるお寺が丹後と紀州に存在するというは何かの意味があるように思われる。




ふるさとをはるばるここに紀三井寺花の都も近くなるらん




紀三井寺のHPによれば花山天皇御製と伝わる御詠歌には2つの意味があるという。


ひとつには幾千里の山河を越え、熊野・那智山からはるばるここ紀三井寺にやっとの思いで到着してみると、折から水ぬるむ春近き季節で、わがふるさと、京の都も近づいた…というもの。



さらには迷いの多い娑婆世界を後にして、観音信仰ただ一筋におすがりし、一足一足に「南無観世音菩薩」とお称えしつつこの紀三井寺まで参いるうちに迷いに閉ざされていた心の眼も次第に開かれて、花の都、仏様のお浄土も間近なように思えますというもので、長旅を仏道修業の旅になぞらえたというもの。




そう思って読むと味わい深いものがある。




季節も春の足音を聴く時節となった。花の都も遠くないのである。






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