謎のマッチ 春の色 平穏なれ 






気候が春めいてきた。


まだ緑も少ないが畑や土手に鮮やかな黄色の一群を見る。


水仙レンギョウ、菜の花…


今日は畑に置かれた蕪に黄色の花の咲いていた。


この時期の黄色は鮮やかで命が横溢しているように感じる。








先日、ふと気がついたこと。


毎晩、風呂を薪で焚いているが


火を点けているマッチがずっと同じ製品である…


かれこれ10年近くこのマッチを使っていることになる。



箱は赤色で「清酒 福久娘」と書かれている。




大空真弓という昭和の女優さんの顔写真が載っている。



以前、お寺をお手伝いいただいていた酒屋さんからゆずられてものだろう。


倉庫には清酒の名前の入ったガラスコップが100個以上ある…



しかしこのマッチは在庫がいったいどれくらいあるのだろうか?


10年以上使っても在庫がなくならない…



お寺には時々、こうした不思議なブツが存在する。






先日はSNSのパスワードが破られスパム被害への対応に四苦八苦。



ご迷惑をおかけした皆さんにお詫びのコメントを出すだけでもなかなか大変である。



レイバンという有名なサングラスの販売サイト(偽ブランドの販売?)に誘導するという仕組みであるらしい。




ちなみに…



本堂などで住職、導師が座る正方形の台座は『礼盤』である。




読みは「レイバン」ではなく「らいはん」もしくは「らいばん」。



レイバンは似合わなくても、礼盤に相応しい住職になりたいものである。












「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?

「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?

 


本日は兼務寺院にて留守番。



なぜか気分が少しウツウツとして心落ち着かず、仕事が手につかない。


手元にあった長尾和宏『「平穏死」10の条件』を再読。



最初読んだときは感じなかったが、じっくり読むと作者の心情がしみじみ伝わってきた。




平穏な死を迎えることが難しいか…という問題が切々と綴られている。



自宅で穏やかに最後を迎えたいと常々言っていたお年寄りが食事中に食べ物を喉に詰まらせた。


救急車が呼ばれ蘇生措置で一命を取りとめたものの、人工呼吸器、気管切開が施され胃ろうが造成される…本人も家族も思いもよらない形で平穏な死から遠ざかってゆくという現実。



1度開始された延命措置は医師も家族も誰も中止できないという。


私たちの多くはより長く生きるかではなく、ごく普通の生活のなかで自分の人生を全うしたいと願っているのではないだろうか。


平穏無事とは実は大変に幸せなことなのかもしれない。



高齢化がすすむなかで私たちはいかに平穏な死を迎えるかということをきちんと考えておく必要があるのだろう。その意味で大変沢山の知恵を頂ける本である。



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