山寺の娘　太極拳 - 山寺のんびり日記

娘の見ていた「山賊の娘ローニャ」を横見したら、案外面白い。

動きがCGっぽくて独特だが細やかな生活感のようなものが楽しい。
やはり日本のアニメはいいねえ。

娘の担任は20代半ばと思しき綺麗な女の先生だが、娘が…

「家の敷地で雉を見た」

といったらドン引きされたそうだ。

それは引くわな…（苦笑）

アニメといえばyoutubeで見た「アルドノア・ゼロ」が面白かった。

「カタフラクト」という人型ロボットに燃えましたね！

（「カタフラクト」の語源はギリシャ語の「重騎兵」）

昨日は太極拳教室の2回目。

参加者とも打ち解けてお話でき楽しい時間が過ごせた。

以前に買った太極拳の資料もだいぶ処分してしまったので再び集め始めた。

10年ほどの間に太極拳関連の書籍やDVDが随分と出版されていて百花繚乱である。

本日はブックオフオンラインより3冊届く。

竹内健二「24式太極拳美しく演じられる身体操作のコツ」（フル・コム）
李自力「身につきやすさにこだわった総合太極拳42式」（愛隆堂）
真北斐図『誰にも聞けない太極拳の「なぜ？」』（BABジャパン）

在京中に太極拳と合気道を修練されている先生から2年ほど手ほどきをうけたが、小柄な体躯（女性）でアメフトの選手に負けないというような本格的な功夫の持ち主だった。
もっとも武術として太極拳を追及されている方は少数にとどまるだろう。

「24式太極拳〜」の著者竹内氏は数々の競技大会で日本一に輝く指導者である。

24式太極拳は楊式太極拳から抜粋してつくられたものであり、24式を本格的に学ぶには楊式太極拳を学ぶ必要がある。竹内氏は楊式も修めておられるのでDVDで拝見すると正統派の実に美しい演武である。

太極拳を始める場合、「健康に良さそうだ」「ゆっくり動くから自分にもできそうだ」くらいの動機で始める方が多い。

高齢者が転倒して骨折し、そのまま寝たきりになるというようなケースが大変に多いが、転倒防止の体操なるものを見ると片足で立ったり、スクワットのように腰を落としたりした動きが多い。これは太極拳の動きを簡略化したようなものである。
太極拳は高齢者が加齢で衰える筋肉を鍛えるには最適の運動のひとつだと思う。

ゆっくりうごくというと簡単そうだが日常使わない筋肉を使用するので、きちんと取り組に体力がいる。特に中腰の姿勢が多いが、最初はこれが相当にキツイ。だが実はこの中腰の姿勢のなかに太極拳のエッセンスがあるように感じる。

昨日の太極拳では立禅という中腰の姿勢で立つ型をやっていただいた。
中腰で立つことで気の武術としての太極拳の基礎が作られていくのである。

太極拳はどれくらいの意識をもってやるかによって浅くにも深くにもできる奥の深い運動である。

武術として研鑽されるプロセスで人体や運動についての非常に深い知見が盛り込まれている。

それらを解明し、体験していくことは妙味といいうる楽しさがある。

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