時代おくれ 太極拳で重力と戦う


昨日はストーブを焚くくらいの気温だったが

本日は一転して気温上がる。日中は30度近い気温になった。















皆さん知ってましたか?



たまごっちが復活していたことを…



TAMAGOTCHI 4U WHITE (たまごっち 4U ホワイト)

TAMAGOTCHI 4U WHITE (たまごっち 4U ホワイト)



娘にたまごっちを買ってほしい!と言われて「一体何十年前のアイテムか…」とわが耳を疑ったが


調べたらカラー版のたまごっちが2008年から発売されているではないか!



相変わらず時代についていけていない…







時々、アニメを観るが、昭和生まれのオジサンからすると違和感を感じることが多い。



人間の描写において



クール、知的、冷淡、感情抑制、体温が低くそう、ボソッとしゃべる



そんなキャラクターがとても多い気がする。




昔はあまりなかった気がするのだが…



最近の若い人の様態と重なる気もするのでこれもイマドキなのだ…と納得している。




絵柄で気になるのは


眼がやたら大きく、痩せていて、とんがった感じの顔が多いことに違和感を感じる。


昔だと<病気>とか<心を病んでいる>という描写で使われたような人物がごく普通の登場人物として描かれているのだがこれも少々違和感がある。




時代の基準が変わりつつあるのか、私が時代についていけていないのか…



誰にも聞けない 太極拳の「なぜ?」

誰にも聞けない 太極拳の「なぜ?」




真北斐図『誰にも聞けない太極拳の「なぜ?」』(BABジャパン)


を再読していろいろと面白い発見があった。





特に筋肉の説明に思い当たることがあった、備忘のため調べたこととあわせて整理しておく。


○骨格筋肉には相性筋と緊張筋(抗重力筋)の2つがある。


○緊張筋は姿勢の維持やゆっくりした動きに働く、巧緻性や正確性をつかさどる。姿勢を維持するのも緊張筋である。


○相性筋は跳んだり、走ったりといったすばやい動き、大きな力を発揮する活動的な動きをつかさどる。


○緊張筋肉は生れてから死ぬまで使われる。姿勢を安定させるので下肢に多い。
相性筋は青年期から壮年期に多用される。


○相性筋は大脳で動かされるのに対し、無意識のうちに働く緊張筋は脳細胞の老化を防ぐための栄養情報を出していると考えられる。エネルギーの代謝に関しては相性筋のほうが働きが大きい。

○ゆっくり動くというトレーニングを繰り返すことと通常は反射的、自動的で自覚できない緊張筋の働きを意識できるようになる。



中国武術では立禅のように(重力に抗して)立ち続けるという型が大きな役割を果たすが、
これはまさに緊張筋(抗重力筋)を鍛えているといえるだろう。



中国武術とは重力と戦っているのかもしれない…


歳をとると腰や腰が曲がり首が前に出てくる。こうした老人的な体型というのは抗重力筋が衰え、いわば<重力に負け続けている>という状態といえるのではないだろうか。



言い換えると太極拳などで緊張筋(抗重力筋)を鍛えるのは老化の防止に大いに役立つということになるだろう。




ちなみに本書の内容は真北先生のHPで公開されてます。


HPではいくつもの著書や雑誌掲載記事などが大量にアップされていてよみごたえがあります。


なんとも太っ腹ではないか!


【真北斐図HP】http://otm.xrea.jp/