「魔女宅」風に飛ぶ 酷暑 老化を防ぐ
数日前に見た夢の話。
私は空を飛ぶ力を得ていた。何でも身近なものにまたがると空を飛べるである。
檀家さんのお宅に行くと庭先に壊れた鍬がおいてあったので拝借してまたがると、垂直にビューンと何十メートルも飛び上がった。
私は高所恐怖の気があるので実際にそんな体験をしたらすくみあがるに違いないが
夢のなかでは唯々爽快感しかなかった。普段感じることのないような開放感があった。
夢の記憶というのは時間がたつほどに失われてゆくことが多いが、その時の心地よさだけは忘れないでいる。
もう1回あの夢をみることは出来ないものかと…
昨日は昼過ぎから土砂降り。
雨樋から溢れた雨水が小さなな滝のように庫裏の壁や犬走りに当る。
エアコンの室外機にもジャブジャブと雨水があたるので心配になって室外機をブルーシートで覆う。
見る間に庫裏の前に浅い池ができたが、雨は2時間ほどでぱったりと止んだ。
兼務寺院に留守番に行っていた老僧によれば
本堂前の石段にコンクリートを打って補強しようとしたら雨でコンクリートが全部流れてしまったとのこと。骨折り損もいいところである。
本日も気温湿度共に高い。
午前中、兼務寺院にて草刈の予定をしていたが熱中症になりそうな予感がして中止する。
午後から法務1件。お勤めの後、市内の墓地でのお参りに出かけたが真夏のような暑さである。午前中よりさらに暑い…
夕刻からは兼務寺院に団体参拝があったので法話をしにゆく。
だが…
本堂に40人以上の参拝者が入ると、参拝者の体温で一気に温度と湿度があがる。人体の持っている温度や湿度がこれほどとは…法話を始めるも頭がクラクラする。
参拝者も同じらしくお勤めに使った次第を団扇がわりに懸命にあおぎ始める。
法話を聞いていて熱中症にでもなられては大変である。
参拝者の方が心配になって話を切り上げることにした。
夕刻の天気予報では京都市内で37度を越したとのこと。どうりで暑いはずである。
ある方に頂いた資料に法語が書かれて、時間を無駄にするとは時間を殺生していることなりとあった。
仏教徒の守るべき戒律の筆頭は不殺生戒である。
殺生しないとは生命を奪わないことをさすだけでなく、物質、空気、水、時間など全てのものを無駄にしないことである…という趣旨のことが書かれてあって納得した。
とりわけ時間を無駄にし、無為に過ごすことが多い私にとっては時間を殺生する勿れという言葉が響いた。法語有り難し。
体調が悪くなり病院にゆくと「加齢ですね」と言って済まされることがある。
そういう“診断”に私は少々疑問を感じるが、同時に
病気の直接、間接の要因に老化があることはまちがいように感じる。
病気を治すことを考えると同時に自分のなかでおこっている老化を見極めて、その老化を遅らせることが大切であると考える。
飲食、喫煙、飲酒などを節制すること、運動などの養生を心がけることでで老化を遅らせることができるのではないだろうか。老化を遅らせることができれば発症する疾病の根本的な予防につながると考えている。
そのためにも心のストレスのコントロールと身体的には疲労からの回復をこころがけることが肝要であると思う。
それらの対策を総合的に処方し、定期的に老化を遅らせる抗老プログラムのようなものがつくれないものだろうかと考えている。
4人かに1人が高齢者であるというような超高齢化社会にあって<病気になってから治す>という医療では経済的、人的なコストがかかりすぎるように思う。
個々人が自分の健康を管理することに努め、治療の前段階でスクルーニングして早期に治療を行う体制をつくりあげないと医療のシステムそのものが崩壊しかねない。残された時間はそんなにないはずである。時間を殺生するべきではない。
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