暑中見舞い 雷雨の夜

 


暑中お見舞い申し上げます


本日は七夕


皆様の願いが叶いますよう祈念申し上げます












昨日は遠路より友人が訪ねてきてくださったので松尾寺をご案内。



標高が高いので下界よりも気温も湿度も低くしのぎやすい。



本堂の内陣に入れて頂き、座っていると



霊峰青葉山をわたる風が本堂を抜けてゆく。



本堂を訪れたときには私たちしかいなかったので、2人して御本尊の前に座っていると



心に沁みるような穏やかな時間をすごすことができた。





知人といろいろお話したなかで自分が開放されることと社会の規範に沿っていくことをどのように両立させるか…という話題になった。



世間の評価に沿って無難に生きることは自分を殺すことでもある。



自分の生き方を貫くことは自分にとって大切なことには違いないが、社会や世間という壁と闘い、疲れ、倦むことは避けられない。




逆に社会や世間に評価されることが自身や心の拠り所になる場合もある。



時々そのような思いにとらわれることがある。










若い頃、何も知らず、何も失うものもなく、自分らしさをもとめて人を傷つけ、自分も傷ついたことを思いだす。




その若さを苦笑と共に思い返すことがある。








昨晩は子供を寝かせているうちに寝い入ってしまい、深夜に眼がさめた。




ややあって雷雨になり、激しい雨となった。



インターバルを入れて座禅を2回ほど行い、寝ようとしたときに裏山で



「ぶひぃぃぃぃーん」



イノシシが大きな声で鳴いた。



最近、イノシシが境内の苔を激しく掘り起こしているのを思い出した。



さらにしばらくして鹿の鳴く声がした。短く鋭い鳴き声である。




雷雨のなかで逞しく生きている動物達と自分は何が違うのだろうか?




自然に生きる生き物はみな真剣だが、人間が陥る不必要な力みのようなものがない。



何が違うのだろうかと時々考える。



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