プール当番 道心ありや

本日も酷暑の１日。

夏季休暇中は学校のプールが地域プールとして使用できる。

私も子供の頃、こうしたプールに楽しく通った記憶があるが

昨今はいろいろ注文を付ける人が居て、減少する傾向にあるという。

親戚の子供達の通っている小学校も地域プールは７月で終了。

８月は一切無いのだという。これも“あれこれ言われる方”が原因らしい。

授業としてではなく子供がプールで自由に遊べるというのはな子供達にとって多いに楽しい時間だと思うのだが…

娘の通っている小学校では子供が地域プールに参加する父兄はプール当番として

監視員をやることになっている。

昨日はプール当番の日だったので地域の子供達を引率して学校へ。

他の地域からも沢山の父兄の方が地域の子供達を引率してプールに来られていたが、監視員父兄は私ともう１人の男性以外すべて女性である。

考えてみれば平日の昼間にノコノコやってこられるのは暇な寺の住職くらいだろう…

男性の父兄の方が私に

「今日は休暇をもらってやってきました。あなたもですか？」

と聞かれるので…

「ウチは自営業なんですよ！」

と笑ってお答えしました。

監視員となった保護者はプールの周囲で子供達を見守る。

学生時代に夏休み中のプール開放の監視員のアルバイトをしたことがあるが、プールサイドに照り返す日差しは強烈でアルバイトが終る頃には真っ黒になった。

なにしろ道で出会った知人に声をかけても私だと分からないことがあったくらいである…

娘の小学校では監視員のために椅子や日よけのパラソルまで用意されていていたれりつくせりである。

天候もくもりだったので油断していたのだが、実はかなり紫外線をあびていたらしい…

家に帰ってから疲れが出てぐったりしてしまい寝込んでしまった。

くもりの日であっても晴天の８割くらいの紫外線があることもあり、雲の散乱光によって快晴以上の紫外線を受けることがあるというのである。

ポケモンGOよくわかる攻略本１: 〜SNS・まとめ動画・LINE＠まで大公開！〜

市内の真言宗のお寺では境内がいつのまにか「ポケモンGO」の“ジム”になっていたらしい…

近所の檀家さんに出会ったら

「お寺の境内に子供たちがスマホをもって夜の８時半くらいに入っていきましたよ」

と言われた。

檀家さんによればウチの境内にも２匹のポケモンがいるらしい。

夜に境内に入ってマムシの咬まれたり、熊に遭遇したりしないといいのだが…

自然は仮想空間ほど安全ではないのである。

2ヶ月ほど間断なく熊の目撃情報が行政からメールで送られてくる。

本日も“熊メール”が2件。

昨日は某地区の集会所の柿の木に登って柿の実を食べていたそうである。

月刊住職 2016年5月号―寺院住職実務情報誌

昨日はお坊さん専門誌『月刊　住職』届く。

天台宗の女性僧侶にして落語家の露の団姫（つゆのまるこ）さんが毎号寄稿されている。

「道心の中に衣食あり、衣食のなかに道心なし」

という最澄の言葉について語られていた。

真剣に道を求める人には必要な衣食が与えられる。衣食に執着し贅沢を求める者は私欲に心を奪われて、道心から遠ざかってしまうという意味だろう。

団姫さんは困った人を助ける駆け込み寺のようなお寺を作り、そこを寄席にすると同時に食事に窮している方に食事を与える場所にしたとのこと。

笑いともに仏教を伝え、窮するものには衣食を与えることができたら素晴らしいお寺ではないかと思う。御活躍を祈念したい。

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