本山からのレアなおみやげ ゴジラ日和快晴ナリ
昨日は御室派の総本山である仁和寺の法要に出仕。
天候にもめぐまれ、広い境内を揃いの法衣を着て歩むのもまた楽しい。
法要に指定された“紋白”(「もんぱく」「もんじろ」)という衣はこれまで数回しか着たことが無い。
“特別な儀式では使うが普段は使わない衣”というのが幾種類かあって、着方が分からないのまである。
1度、大きな葬儀で紋白を着用して追悼文を読んだら、後から前後逆さまに着用していたことが判明…という恐ろしい経験もある。
法要前に帯衣着用の時間になり何食わぬ顔をしながら周囲を凝視して紋白の着方をチェック…
とりあえず前後逆さまは免れたが衣の紐を特殊な結び方をする部分があり、これは最後まで不明。我流で結んで法要に臨んだら、お約束で法要中にスルスルと解けてきて焦った…
法要も無事終わり、本山から記念品を拝受。
てっきり御室の紋である“二つ引きに桜”の入ったお菓子だと思って檀家さんに上げようと思ったのだが、箱の重さがお菓子らくしくない。
開けてみたら“二つ引きに桜”の紋の入ったトートバック?だった。
なかなか凝った作りだがあまり使い道はなさそうな気もする。
やはり地元には映画館があってほしいと思う。
できれば中学生や高校生の間に映画を見て刺激を受けてほしいとも思う。
京都で浪人生活を送っていたころ一乗寺にあった映画館へ時々出かけた。
細かいことは良く覚えていないが1000円ほどで2〜3本の映画が観られた。
長くて暗い浪人時代に一場の夢を見られたことを今でも懐かしく思い出すことがある。
足が不自由で松葉を使われている男性がおられたが、その方が館主だったのだろうか…
おぼろげな記憶が映画の断片のように甦ることがある。
DVDも動画も良いが、映画館のスクリーンもたまには観るべきだと思う。
大人料金1800円は決して安くない値段だが、良い映画に当ればモトはとれる。
本日は「シン・ゴジラ」を観に妻と映画館へ。
館内は私たち夫婦以外は男性1人のみ。寂しいねえ…
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『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明と平成版『ガメラ』三部作シリーズ(特撮監督)の樋口真嗣が総監督と監督…
デッカイモノが動いて、破壊して、破壊され…ということの妙を知り尽くす二人。
実に面白かった。楽しかった。大勢の方に観ていただきたい。
日本的な組織やお役人のゴタゴタ…
現場で踏ん張る人たち…
奇想天外なアイディア…(“在来線○○”最高!)
悪魔のように強く、神のように君臨するゴジラ…
単なる敵(悪)でも味方(善)でもなく“それ以上の存在”が出現したときに日本人はどうコンタクトできるか?という壮大な問いを投げかける。
ハリウッド映画によくある<主人公の活躍が人類を滅亡から救う>みたいな展開はある種、アメリカの驕りではないかと思わざるを得ない。
この映画のテーマのひとつは“人類が”ではなく“日本人に”何ができて何ができないのか示そうとしたように思える。これはとても切実で有益な問題意識でなないだろうか?
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