お大師様と ダーク・ファンタジー ケンシロウ(涙)歩くサメ
先日本山の仁和寺に出かけたらロビーにお大師様について書かれたポスターが貼ってあった。
「同行二人」というのは弘法大師と常にともにあるという意味だが、その「同行二人」の説明で…
『二人連れなう』
と書かれている…
『なう』って…
「同行二人」を分かりやすく?言えば『二人連れなう』と言えなくもないが、
いくらなんでもくだけすぎではないか?と思ってよくみたら…
「二人連れなり」と書かれてあって、「り」の文字が少し変わった字体だったので「う」に見えたのだった…
そのうち巡礼さんが笠に「二人連れなう」と書く時代がやってくるのかもしれない。
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動画で一部分を視聴して関心を持ち本編を見る…ということが時々ある。
先日は「オーバーロード」にハマって全話見てしまったが(笑)、同じようにスペイン、メキシコ、アメリカ合作という珍しいファンタジー映画を観た。
アカデミー賞も3部門で受賞したギレルモ・デル・トロ監督の「パンズ・ラビリンス」という映画である。
ジャンルとしてはダーク・ファンタジーになるのだろう。
残酷、奇怪、不可思議といった感覚に抵抗が無ければオススメ。
舞台はフランコ独裁下のスペイン。薄幸な少女が妖精(パン)に導かれて現実世界の混沌と異界との間を行き来する。異界や異性物の描き方が秀逸。物語が暗すぎず、明るすぎないバランスが私にはちょうど良い加減だった。
少し寒くなってきたのでお気に入りのウールのキャップを箪笥から取り出したら虫に食われて大きな穴が2つ(泣)
もしかしてシーズンオフにお安く買ったユニクロのウールのセーターも…
まさか…そんなはずは…
胸に7つの穴!
ケンシロウぅううううううう(涙)
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以前は子供向けの生物番組だと思っていたのだが、稀少な生物の生態、アッと驚く生物の多用性など興味が尽きない。
先日のテーマは“ウォーキング・シャーク”
胸ビレで海底を歩くように移動できるというサメの生態である。
ウォーキング・シャークはどちらかといえば弱い生物で、深海ではより体の多きな生物に簡単に捕食されてしまう。
深海の生き物が棲めない浅瀬で生きるうちに“歩く”ことができるようになった。
海中の浅瀬で暮らすだけでなく、潮が引いてできた陸上を歩くことも出来る。
ウォーキング・シャークはどちらかといえば『負け組』なのである。
生物が海中から陸上へと生存の範囲をひろげたことは生命の歴史で極めて大きな意義を持つが、それまで高度に機能を発達させることができた“勝ち組”の生物が陸上に進出したのだとどこかで思い込んでいたのだが、ウォーキング・シャークの生態を見ると必ずしもそうとは言い切れないことに気がついた。
弱者として生き残るためにより過酷な環境に逃避(進出)することが生物の進化に大きな意味をもつことがあるはずである。
生物の目的は“生き残る”ことである。
進化の過程でティラノサウルスのような最強の生物が生まれることもあるが、ティラノサウルスはもとは大変に弱い恐竜であった。
それが様々な環境におかれるなかで最強の生物へと進化していった。
生物は勝つために生きているのではなくて生き残るべくして生きている。
生き残るためには必ずしも強いことが絶対条件ではない。
逃げ足が速くても生き残れるし、他の生物が生存できないような環境に適応することでも生き残ることができる。
生き残るための鍵は多様性だと思う。
私たちの地球は生命のもつ莫大な多様性で満たされているように思う。
競争に勝てなくても、自分の多様性に賭けて生き残る道を選択すれば新しい発展につながるかもしれない。
“歩くサメ”ウォーキング・シャークの姿はそのことを教えてくれたように思う。
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