路上にて 何人? コスプレ要請

 






昨日、夜半に帰宅途中、山寺のすぐ手前まで来て眼を疑った。


道路の真ん中に木が生えているのである。



そんなバカな…


よくよく眼をこらすと道路の真ん中に大きな雄鹿がのっそりと立っている。



角まで含めると2メートル近い、広がった角が枝に見えたのだった。


茶色い鹿の体を正面から見ると意外にほっそりしていた。首の周りに白い毛が生えていた。



雄鹿はしばらく立ち止まってこちらを見ていたがゆっくりとした足取りで山陰に消えていった。


知り合いの車が鹿に衝突し、鹿の角がボディに穴を開けたという。



最近の車はごく薄い鉄板でできているのでさもありなんと思う。


自動車保険では動物事故は補償されないので泣き寝入りである。気を付けねば…








時々新聞広告に葬祭ホールの広告が載る。



昨今は「家族葬」が幅を利かせているが、今朝の広告には



「極極少数の家族葬を承ります」



という広告が載っていたが




「極極少数」とは何人くらいなのだろうか…








年末といえば催事の季節。



いろいろなイベントにお招き頂く。



先日は某ティーパーティーに参加。



招待者から…


「コスプレして来てください」


という要請があったので、「そんなの無理ですよ」と言ったら「100均で売ってるサンタ帽子とかで十分」と言われた。



真に受けてラポールの100均に行ったが季節柄、サンタ系のコスプレ商品が大半。



パーティーグッズのところを探したら、巨大なアフロのカツラを400円で売っていた。


ガンダムネタで


「アフロ・レイ」




というのを思いついて購入。


恥ずかしいので横に売っていたサングラスも購入。


合計500円でコスプレ完了。




当日は意外に?評判が良かったらしい…



サングラスすると恥ずかしさが半減するから不思議である。



帰ってから何気なく「アフロ」というワードで画像検索をかけたら



「五劫思惟(ごこうしゆい)の阿弥陀仏」の写真が載っていた。



五劫思惟(ごこうしゆい)の阿弥陀仏は、通常の阿弥陀仏と違い頭髪(螺髪(らほつ))がかぶさるような非常に大きな髪型が特徴。



阿弥陀仏がまだ仏になられる前に法蔵菩薩と呼ばれていた時、もろもろの衆生を救わんと五劫の間ただひたすら思惟をこらし修行をされ阿弥陀仏となられたとあり、五劫思惟された時のお姿をあらわしたのが「五劫思惟の阿弥陀仏」である。

 五劫とは時の長さで一劫が五つということ。一劫とは「四十里立方(約160km)の大岩に天女が3年(100年という説もある)に一度舞い降りて羽衣で撫で、その岩が無くなるまでの長い時間」のことで、五劫はさらにその5倍ということになる。


そのような気の遠くなるような長い時間、思惟をこらし修行をされた結果、髪の毛が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となられた様子を表したのが五劫思惟阿弥陀仏で、全国でも16体ほどしかみられないという珍しいお姿である。落語の「寿限無寿限無、五劫のすり切れ」はここからきている。



いうまでもなく…



アフロじゃありませんから。


私たち衆生を救わんがために考えをめぐらされている尊いお姿なのである。



尚、アフロのカツラは既に処分済みですので以後のコスプレ要請は却下となりますので悪しからず。


【関連記事】http://www.kurodani.jp/recommend/gokoh.html


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