法事にて ディープな城入門



法事では家でのお勤めの後にその家のお墓参りすることが多い。



昨日も法事の後にお墓にお参りしたのだが、そのお宅のお墓は山道をかなり入った一角にあった。



その日は珍しくサルの集団が徘徊していて、畑や屋根の上で我が物顔に走り回っていた。




お墓に続く山道を歩いていると周囲で生き物の気配がする。



お墓について読経を始めると、周囲でサルが鳴き始めた。



サルがあまりに大声で鳴くので施主さんはかなり怖そうな様子…



時々、こういう経験をする。


サルたちは人間がお墓にお参りすると食べ物(=お供え)を置いてゆくことを知っているのである。「お供えものを置いて早く帰れ」とでも言っているかのようだった。






真田丸も最終回を迎え、ちょっと寂しいこの頃。






密林の古書で学研の歴史雑誌「歴史発見」(vol.3)が底値だったので購入。
第3号のテーマは『ディープなお城入門』。



専門的知識のない私には楽しい読み物である。



最近は写真を沢山載せたムックなどビジュアルを重視した紙面の書籍が多いが学研はそうした分野に長い歴史があり、豊富な図版、写真、インタビュー、現地取材など実に巧みの構成されている。




専門家にとっては基礎知識なのだろうが、私が少し驚いたには“城”の本来の機能の戦闘の拠点ではなく、婦女子や老人など非戦闘員の避難場所だったという記述。



読書の面白さのひとつは自分のなかの常識が覆ることではないかと思うがこれは眼からウロコの指摘であった。



戦国武将武田信玄は敵の侵攻により母親が館から積翠寺城に逃れる途中、産気づいて生まれたというエピソードで知られるが、この話は城がそうした避難所の機能を持つ施設だったことを示しているという。




かって日本には4万もの城があったという。


その多くは失われてしまったが、現存している城郭も数多く存在している。


今年は家族で彦根城に行く機会があったが、この本には彦根城の縄張りは大変に巧みで三層の巧妙な防御ラインによって守られた鉄壁の城なのだという。



再訪するときはこの本を片手にじっくり見学してみたい。





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