芋粥 浦島太郎はどこへ行った 初笑い
本日は1月7日は七草粥を食べるという習慣がある。
7種の薬草を入れた粥を食べると長命になるともいわれるが、年末年始は美食や過食をすることの多い時期なので年頭に消化が良く、薬効のあるものを食べるのは理にかなっている。
七草粥にちなんで昼食に母がサツマイモを入れた芋粥を作ってくれた。
サツマイモの穏やかな甘さと粥の食感がとても優しかった。
もっともお粥と一緒におせち料理の残りがどっさりでてきたのであまり胃を休めることにはならなかったが。
図でわかりやすく解き明かす 日本古代史の謎 - シンワノセカイカラヤマタイコクヘ (MyISBN - デザインエッグ社)
- 作者: 青松光晴
- 出版社/メーカー: デザインエッグ社
- 発売日: 2016/08/29
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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魅力的な著者に出会って、その著者が沢山の著書を出版されていると大きな鉱脈を掘り当てたようで嬉しくなる。
元日に初読みした青松光晴「図でわかりやすく解き明かす 日本古代史の謎」に大きな影響を与えたのが古田武彦氏の研究であると書かれてあって、引用されていた内容も実に面白そうだったのブックオフオンラインにて3冊購入。
「よみがえる卑弥呼」「古代史をひらく 独創の13の扉」「失われた日本」そのほかに代替医療関連の書籍を2冊。
初ブックオフは総額1600円也。
- 作者: 古田武彦
- 出版社/メーカー: 駸々堂出版
- 発売日: 1987/09
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古代史をひらく:独創の13の扉 (古田武彦・古代史コレクション 23)
- 作者: 古田武彦
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2015/03/10
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- 作者: 古田武彦
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 1998/02
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そのうち「古代史をひらく 独創の13の扉」のなかに、最近、関心の深い<浦島太郎問題>に関する1節もあった。
古代の日本では1年で2歳年をとる2倍年暦が採用されていた。
(このことは中国の史書にも記録があるという)
つまり「あの人は100歳で死んだ」という場合、現代の暦に換算すると「50歳」ということになる。
(余談だが以前読んだ著書の中に古代人は1ヶ月を15日とする暦を採用していたという記述があった。このこととの整合性は不明。古代の異常に長命な貴人の命日が全て15日以前だったというのである。)
お盆と正月というのは先祖供養などの点で類似点があるがこれもそのことと関係があるのかもしれない。
かって世界にはいろいろな暦があったという。
聖書ではアダムを933歳、セト912歳などの記述がみられるが、古田氏はこれについては24倍年暦があったのではないかと推定されている。
古田氏によれば浦島太郎が「常世の国」を経て300歳になったというのは浦島太郎が6倍歴の国を訪問したのではないか?と推測されている。つまり浦島太郎の実年齢は50歳くらいだったのではないかというのである。
細かい論旨はスキップして書いているので唐突な印象になると思うが、古田氏は「常世の国」を赤道付近と推定されている。
この浦島太郎の説話ではカメが出てくるが、常世の国はカメ(ウミガメ)の回遊ルート上にあるのではないか?
乙姫については女性が首長であった地域(文明)があったことを示唆しているのではないか?
などについても言及されている。
2倍年歴は現在でも実際にパラオで使われているという。
日本の古い文化には南アジアの海洋民族の影響が数多くみられることからも浦島太郎が赤道付近の国に行ったというのは決して一笑に付すべきではないと思っている。何しろ縄文人が太平洋を渡ってアメリカ大陸に渡ったことが真面目に論じられているのだから。
【久しぶりにミスター・ビーンの動画を見たら面白かった。イギリスの少しブラックな笑いが新鮮である。】
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