日本海大海戦 天祐神助 日本の海軍兵備再考 


国道には雪が無くなったが、境内には残雪多し。



2面ある駐車場のうち1面は駐車が全く出来ない。



節分までに残り1面分の駐車場を完全に使えるようにしたいのだが…
一昨日は調子にのって除雪機を動かしていたらエンジン付近からモクモクと黒い煙が出始めたので作業中止。





本日28日は本尊である不動明王様の縁日なので月例の不動講が行われた。


気温は推定マイナス3度。寒いので参拝は少なく10名ほど。


こんな寒い日にも来て頂けるのは冥利につきるというものである。










歴史群像」誌でレビューを読んだ東宝映画『日本海大海戦』をレンタルショップで見つけた。


三船敏郎をはじめ名優が綺羅星の如く出演している。石を投げたら名優に当るみたいな…



円谷英二の特撮(本作が最後の特撮監督)も最近のCGにない味わいがある。音楽も良いなと思ったら佐藤勝の音楽も実に良い。



日本海海戦の砲撃の音を浜辺で不安げに聞く漁村の人々、流れ着いたロシア人水兵の遺体に手をあわせる庶民の姿など陸海軍の顕官だけでなく名もない一平卒や平民のつつましやかさ、哀しさのようなものも丁寧に取り上げられていて好感が持てる。






東郷平八郎が天祐神助について語る場面があった。


戦うのは人だが(仮に人が勝つことができたとしても)何かの助けで勝つことができたという謙虚な気持ちでいることが天祐神助である…


なるほど…と思う。


一方、天祐神助という言葉は全く真逆の使われていることもある。



日本には天祐神助があるから勝てるのだ、
日本には神風が吹くから大丈夫だ、
神州は不滅である…


日本が戦争をしていた頃には自分の希望と神意をすり替えてしまうような人が大勢いたことは疑いはない。そういったことを念頭に置いてこの映画を観るのも面白いかもしれない。







兵頭二十八/宗像和宏「日本の海軍兵備再考」(銀河出版)を読む。


<海軍兵備>という言葉が本著の性質を表している。



第二次世界大戦時の日本海軍の兵器、戦術、戦略を素材にした思考実験である。


戦艦大和は凄かった」ではなく、大和を作らずに他のこういう兵器を作り、こう戦っていれば日本はもっと違う戦争をしていた…といった議論が実に説得力をもって語られる。


徹底性の魅力のようなものを感じる。


私には専門的知識がないので本書の内容の正否については不明だが、とても魅力のある著作であると思う。


どんなテーマでも深く掘り下げていくと日本人論になると思う。


本書は戦争と兵器を通じて日本人とは何かを考えさせてくれる。




【海のガルパン?東舞鶴男子海洋学校(笑)】


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