御影供法要 アセビ 真向法
舞鶴というのは東西に市街の中心がある。
普段は東舞鶴の外れに住んでいるので西舞鶴に行くことは殆どないので西舞鶴については地理不案内である。
毎年のように出仕している法要なのだが昨日は道に迷ってしまった…
行けども行けども目当てのお寺は見つからず、代わりに他の寺院を幾つも通り過ぎる。
城下町の周辺には寺町といって寺院が集中的に置かれていることがある。
西舞鶴も実に沢山の寺院が狭い範囲に集約されているのである。道に迷ってとあるご婦人に道を尋ねたのだが「ここらへんはお寺が多いので分かりません、すいませんね。」と恐縮させてしまった。
しかたなく道の駅<とれとれセンター>まで車を走らせて観光地図を貰い、カーナビに先方の電話番号を入れてようやく辿りつくことができた。約20分の遅参。やれやれ…
寺院を集約して配置するひとつの意味は戦争になった時の防御拠点にするためであったらしい。
寺院は耐火性のある瓦や高い塀を持っていたので城塞として転用することができたらしい。
大阪城の真田丸は短期間に築城されたが、何も無いところに造られたのではなく、もともと高台にあった寺院を利用して造られたものであるらしい。
御影供法要は本堂で行われるが沢山の塔婆が読み上げられ、西国札所の御詠歌が唱和される。
趣きのある法要であるが、塔婆は何百という数なのでこれを読み上げながら御詠歌の頭を出すというのが大変に難しい。御詠歌の師範である御住職が流暢に塔婆を読み上げ、御詠歌を唱えられるのだが、住職も経験を積むとこんなこおができるという見本のようなものである。
花木に詳しい檀家さんがおられて時々アドバイスを頂く。
鹿の食害が酷いのでアセビを何本か植えたといったら、奈良公園ではアセビだけは鹿の食害を免れていたが、とうとう順応して鹿がアセビを食べろようになった…と伺った。もっとも地方では鹿がそんな順応するようになるのはずっとさきでしょうとのことだったのだが…
つい数日前に境内をよく散歩されている方から境内の奥に自生しているアセビがどんどん無くなっていると聞かされた。鹿の順応が当地でも既に始まっているのかと思うと少し気分がブルーになった。
鹿の食害が少ないと考えられるのがチョウジュザクラという低木でこの時期に紫の花を咲かせる。今年も植木市で20株ほどの苗を買ってきたが、食害が全く無いわけではないのでどこに植えようか思案しているうちに花が咲き始めたので思い切って境内のそこかしこに植えた。どうか食べられませんように。
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一昨日は静座の会。
毎月第3水曜日に岡田式静座法の指導を受ける集まりがあり昨年から参加している。
岡田式静座法は座禅に通じるものがあり1人ではなかなか座ることができなくてもこうした集まりに参加することで座ることができるというのは在り難いものである。
今回は合気道(心身統一合気道)を修練されている女性が参加されていて、実演を交えてご自分の体験をお話してくださった。
私も少し時間を頂いたので、緊張筋と相性筋のこと、太極拳のこと、真向法のことなどを少しお話させて頂いた。
心身の調整法として真向法は万人向けの優れたものだと思う。
以前にもこの真向法を静座の指導のときにお話したのだが、その時の話を聞いて1年ほど真向法を続けて持病の腰痛を克服された方がおられて感心した。
話をしながら真向法を実演したのだが、調子に乗ってやりすぎてしまい翌日、軽い腰痛になってしまった。これでは逆効果である。
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