本場の讃岐うどん 世界の中心で南無大師遍照金剛 

四国への旅行にお誘いを頂き2日山寺を留守にしました。







旅行の目的のひとつは本場讃岐うどんを頂くこと。




1軒目は「麺処まはろ」。


【麺処まはろ】http://maharo.ocnk.net/





平日の昼前から大賑わいのお店です。



注文したのはシンプルな“ぶっかけ”380円也。




何軒か回る予定でしたので具材のあまり載っていないものをオーダー。




弾力と生地の密度が…ハンパ無いです。



これは…餅か?!



本場のうどんにおもわず感動する一同…







2軒目は「そらいけ」。


【そらいけ】http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/519





こちらはさらに地元密着型。家庭的雰囲気でテーブル2台、座卓2台の小さなお店。お値段が“かけ”170円からと極リーズナブル。




注文したのは“かけうどん”320円也。





こちらのうどんは腰が強い。「まはろ」とはまた違う本格的な味。




うどんでお腹が1杯になったあとは鳴門の渦潮見学。




鳴門の渦潮は世界的に有名ですが、潮位の時間を見定めて見学しないと大きな渦が見えないとのこと。今回ナビしてくださった方の尽力で大きな渦潮を見学できました。時間がずれると洗濯機くらいの渦潮しかみられないとのこと。







宿泊は庵治温泉にある庵治観光ホテルへ。


庵治といえば最高級の石材として超有名。


温泉の周囲には多数の石材店がならび、切り出された山肌が鋭くきりたっています。



岩塊の上にごく薄い表土があるように思われた。


戦国の世なら天然の要害になるであろう山々が遠く近くに見える。



この庵治は現在は高松市編入されている。



石材の産地ということですが海のすぐ近くにあり優良な漁港でもあります。



最近の庵治で有名なものといえば映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地となったこと。といっても当地に来て初めて知ったのですが…



さらに歴史上では平家と源氏の大規模な屋島合戦の舞台となったのはこの庵治の沖合い。






平安時代の超絶スナイパー那須与一が扇を射落としたのもこの屋島の戦いである。




庵治周辺には源平の合戦の名残となる遺跡が多数。





ちなみに庵治温泉は四国で認定を受けた温泉の第1号であるらしい。庵治観光ホテルはやや古い施設ながらその雰囲気がひなびた雰囲気をかもし出していた。サービスも決して洗練されているわけではないが、営利性に前のめりな宿よりもとてもリラックスできて良い宿だと感じた。





翌朝、宿を発って近くの四国八十五番札所八栗寺(やくりじ)に参拝。






多くの参拝者はロープウェイで登るのだが、ご利益をいただこうと急峻な参道を15分ほど登る。


本堂の背後に険峻な五峰が見える。これが五剣山である。



霊山の趣きありである。



写真では伝わりませんが、本堂の背後に並び立つ峰々の様子が圧倒的です。




整備された伽藍の雰囲気といい霊験新たかな気配が素晴らしいお寺です。






歓喜天を祀っているのも当寺の特色。




(八十八ヶ所で唯一歓喜天の朱印がいただけるとのこと)



歓喜天は大根をお供えすることが有名。


2本の大根をモチーフにした賽銭箱、扁額、石像などがみられる。







ふと思い出したのは「徒然草」87段にある不思議な逸話。


毎朝、大根2つを焼いて食べていた武士が敵に攻められたときに2人の武士が現れ、果敢に応戦して撃退する。この2人の武士は実は大根の精であった…




2つの大根を食べるというのは歓喜天の信仰と関係あるのではないか…と。





参道を歩いて登りきるとお大師様の石造“お迎え大師”が出向えてくださる。




お大師様があたかも空に浮かぶようで思わず「南無大師遍照金剛」とお唱えしました。







2日間好天に恵まれ楽しい旅行となりました。お世話になった皆様、とりわけ旅行の采配全般をお世話になった某氏に深謝九拝。






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