だいすけおにいさんといっしょ 超おススメしない本
本日は地元舞鶴で開かれた横山だいすけお兄さん主演のミュージカルコンサート『世界名作劇場』へ。
横山だいすけさんは長らく「おかあさんといっしょ」の<うたのおにいさん>として活躍され引退後はテレビにひっぱりだこ。
子供が小さくていろいろと大変だった頃に親子そろって「おかあさんといっしょ」を毎日のように見ていた。
今回はミュージカル風の構成で他の出演者と一緒にいろいろな歌が披露された。
上演時間は約1時間。
幼稚園くらいの子供たちやその弟妹の小さな子供たちが大勢来場しているので1時間以上の公演は難しいのだと思う。(大泣きして退場する子供続出だった)あっという間の1時間だった。
お盆前のささかな逃避の一コマでした。
本日の夜間パトロールの成果は野兎1匹を目撃したのみ。
ネットのニュースでヒグマが道路を横断している動画がアップされていたが、一度は動物の動画を撮ってみたいものである。
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- 作者: 野口法蔵
- 出版社/メーカー: よろず医療会ラダック基金
- 発売日: 2002
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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先日、諏訪の瑞雲寺というお寺で禅宗や修行法について指南をいただき、そのとき何冊かの本を頂いた。その1冊が野口法蔵「ブッダの判例集」(よろず医療会ラダック基金)。
お釈迦様が教団の戒律を乱したものに大岡裁きよろしく決着をつけられる様子が書かれていて面白い。
私はお釈迦様をはじめとする仏教教団は一か所に集まって暮らしていたのかと思っていたのだが、当時の教団はそんな規模ではなかったらしい。
この本のなかである事例について「500人の僧がそれぞれ500人にそのことを伝えた」と書かれてあって単純計算だと500×500で25万人も僧侶がいたことになる。
仏教では沢山の戒律を設けているが、それだけ沢山の僧侶がいれば当然不心得ものや間違いをしでかすものも多く、そのために多数の戒律が定められたという背景があったようである。
「ブッダの判例集」の冒頭に出てくるのはお釈迦様の説法に感激して出家を決意した青年の話である。
青年の家は大変裕福な資産家だったので懸命に出家を引き留めたが、青年の決意は固くとうとう出家してしまう。
ところが青年は独身であったために、後継者がなければ資産を引き継ぐものがいないとして親が懇願するために青年はやむなく出家した身でありながら女性を関係を持ち、子供を設けたのちに教団に戻る。
そのことを知ったお釈迦様はこうした場合は一旦、世俗の生活に戻ったあと教団に復帰することを認められている。
当時は結婚して子供をもうけて家を継承し、財産を引き継いでゆくことが責務となっていたらしい。また継承者がない場合、財産は国庫に没収されるきまりであったようだ。
- 作者: 山折哲雄
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/07/14
- メディア: 新書
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昨日、図書館へいったときに山折哲雄「ブッダは、なぜ子を捨てたか」(集英社新書)という本を見つけて怖いものみたさで借りてみた。
案の定、子供を捨てたお釈迦様の行為は無慈悲で、無法であるというようなこが書かれてあって失笑してしまった。
同様の本が以前にも出版されていて(確か幻冬社の新書だったと思う)、ブッダの行為をフケミニズムの観点から読み解くみたいな趣旨で相当がっかりな内容だったが、今回もおおいにがっかりである。
お釈迦様は子供が生まれたのに家族を捨てたのではなくて
子供ができて家系の継承者をもうけるという当時の社会的責務をはたして出家されたというのが真相だと思っている。
山折哲雄という人は日本でも屈指の宗教学者なのだが、その人物がこういう本を書かれるというのがなんとも残念な気がする。
当時のインドの情勢には不明のことも少なくないが、我々素人が少し調べていきあたるくらいのこを知らずに一冊の本が書かてしまうというのは怖いことだと思う。
山折哲雄氏には空海様について書かれた著書もあり、こちらも驚天動地な内容だった。
とにかく読まれないことをお勧めします。
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