かきいれず バカボンの詩
お盆前後に知人と話していると…
「かきいれどきですね」
みたいなことを何度か言われた。
お盆のというのはお寺の収入?は増えるが今どきのお寺は大抵毎月の給与が決まっているのでお盆だからといって住職の給料が増えるわけではないのである。
本日は兼務寺院にて留守番。
午後から仏具屋さん来寺され、破損した仏像についてとりあえず仏像修理の見積もりを依頼。
午後3時半ころより激しい雷雨が約1時間。
夕方、薄暗くなった山道を降りていたら、急に視界が明るくなった。
田んぼが道の両側にあり、稲穂が黄色く色づいていた。
田んぼのなかを車で走っているとなんとはなしに心が豊かになり、祖母が元気だった頃、家族で稲刈りをしたことが思いだされた。
昔は稲刈りももっと遅かったように記憶している。家族総出で稲を借り稲木にかけた。稲藁が背中に入るとをチクチクして気持ち悪かったことを思いだした。もう40年以上も前の記憶である。
大波下のトンネルを境に雨の痕跡がない。僅かな標高しかない高台を挟んでこうも天気が異なるのは不思議。
帰路、何気なく青葉山に眼をやったら淡い虹がかかっていた。
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先月、諏訪ので禅宗のご住職から頂いた「バカボンの詩(うた)」を再読。
「バカボン」は漢字でかくと「婆伽梵」または「薄伽梵」。
意味は「煩悩を超越した徳のある人」でブッダの別名とされる。
- 作者: 赤塚不二夫
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- 発売日: 1994/06/01
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赤塚不二夫の「天才バカボン」はここからとられたという説がある。
いつも掃除をしているレレレのおじさんは無能者だったが掃除をして悟ったというチューラパンタカという弟子に由来するとか、バカボンのパパのとなえる「タリラリラーン」というのはチベットのターラ菩薩から来ているとも。
「天才バカボン」はギャグ漫画であるが、どこか超越的なところがあってやはり赤塚不二夫であると思わされる。
「バカボンの詩」はお釈迦様の言葉を伝える原始仏典の法句経のチベット版である。
法句経は中村元氏のものが有名だがまたちがった味わいがある。
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