実りの風景 「割れ窓」理論の反転
本日も残暑厳しい1日。
午前中はお仏壇の魂抜き。
高齢で独居されていた檀家さんが転居されることになり5代にわたって使ったという立派なお仏壇を発遣させて頂いた。檀家さんも感無量の様子。私も感じ入るものがあった。
午後からは兼務寺院にて留守番。
雨の降る直前のような湿度が続くが雨は降らずじまい。
田んぼの実りもいよいよ深まり、コンバインを見かけるようになった。
農機をあやつっている檀家さんというのはなかなかかっこいいのである。
もっとも天候不順で田んぼがいつまでもぬかるみ農機の使用が難しいとのこと。
田んぼの水はけが悪いと農機が沈んで使えず、せっかく買った高価な農機が使えずに手刈りをしなければならないこともあるという。
田んぼのなかを車で走っているとなんとも言いようのない懐かしいような豊な気持ちになる。
ネットの記事を読んでいたら運動は決して体に良いのではなく、小食で運動量の少ないグループに長寿が多いという。
そして<小食で体を動かさない職業>の例として“お坊さん”があげれていたが真偽のほどはいかがなものか…
大食のお坊さんもいれば体育会系のお坊さんもおられるのである。
お寺は頂きもののスイーツがりますので私は毎日おやつを頂いております。
個人的には長寿は遺伝(家系)に大きく左右されるように思う。長命の家系というのは間違いなくあるように思う。
そして運動やスポーツより農業をしっかりやりこんだ方は健康長寿を保ち、ボケにくいように思う。
80代、90代でコツコツと元気に農業を続けている檀家さんも少なくない。
仕事をリタイアしたら農業に取り組むというのは良いことだと思う。
農業を行う土地のない街中でればわずかなスペースを花木や菜園にすると良いと思う。
割れ窓理論による犯罪防止―コミュニティの安全をどう確保するか
- 作者: G.L.ケリング,C.M.コールズ,小宮信夫
- 出版社/メーカー: 文化書房博文社
- 発売日: 2004/03
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犯罪が多発していたニューヨークでジリアーニ市長が取り組んだのは軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする「割れ窓理論」の実践だった。
治安の改善というと凶悪犯罪を取り締まるということがまず思い浮かぶが、落書きを消すとか割れた窓を放置しないといった日常的なことが犯罪の減少につながったという。
ふと「割れ窓」理論の反転というのを考えてみた。
街中や郊外に花木のある景色や魅力的な農村風景が広がっているというのはその地域の住みやすさ、印象度を大きく改善するのではないかということである。
観光政策というと大きな観光施設の建設や観光イベント、マスコミなどを巻き込んだ大がかりな観光事業が思い浮かぶが、そうした生活空間の美化や景観の向上ということはもっと考えられてよいと思う。
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