運慶展がすごいらしい




今月26日にから上野国立博物館で始まる特別展「運慶」がすごいらしい。



まず公式サイトがすごいです。




【特別展 運慶 公式サイト】http://unkei2017.jp/




運慶ファンクラブサイト『運慶学園』



とか


さいとうたかを先生による


「劇画で『運慶』」


さいとう先生の描く運慶は…


顔がちょいゴルゴ13似(笑)



それにしても約30体の運慶仏の7割が集結って



…すごいです


奈良博の快慶展の入場者数が約12万人だったので運慶展は軽く30万人くらいはいくのではないでしょうか。


それにしても…



サイトを見ているとメディアへの適応力がすごい。




やり手のコンサルさんでも雇われたのでしょうか…くらいの頑張り方です(笑)






本日はエイ出版から上梓された「究極の美仏 運慶と快慶」を見て、東京から快慶仏を拝観にこられた女性があり案内する



20分近くいろいろ説明して、そのあともすごい集中力で見入っておられるので、おひとりでゆっくりと拝観していただいた。1時間近くは滞在されただろうか。



毎回、仏像の木目についてお話する。膝、踵、おへそ、掌、髷など要所要所に木の年輪が来るようになっている。



「究極の美仏」を見直していたら、深沙大将ののどぼとけの辺りにもちゃんと年輪があることに気が付いた。やはり快慶さんの仕事もすごい。



深沙大将は天部の仏像である。



仏像としては



如来>菩薩>明王>天部



という一応のランク付けがあるが、上位の如来などは製作上の様々な決まり事があったり、施主やクライアントの意向を反映せざるを得なかったらしい。




そして天部などの下位の仏像や人物彫刻などはおそらく最も制約の少ない、つまり仏師にとって製作上の自由度の高い仏像であっただと推測される。




そうした仏像において運慶も快慶も持てる意匠をつぎ込み、躍動するような精神で仏像を作ってのではないかという気がする。そういうものを感じる。



運慶展の白眉は間違いなく無著世親の両像であるが、こうした人物造形において傑作が生まれたのもやはりそうした事情と無縁ではないだろう。



公式サイトの表紙も無著、八大童子制多迦童子)、竜燈鬼…







如来様とか上のほうの仏様ではない(笑)



それにしても



見たい…


ものすごく見たい…



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