どんぐりと仏様
昨日は松尾寺の大祭である観音講が行われた。
台風の影響で日程が日延べされる事態となったが、昨日は好天にめぐまれ素晴らしい秋晴れの1日。
本堂でお勤めの後、境内にて柴燈護摩を厳修。
任された配役もなんとかこなしましたが、忙しくて殆ど写真をとれなかったのが少々心残り。
本日も昨日に引き続き好天。
近くの幼稚園の年中さんたちがどんぐり拾いにきてくれました。
そばにいくと手にもったビニール袋一杯のどんぐりを見せにきてくれます。
「見て!見て!」
と次から次へとやってきます。
幼い子供たちは自分に関心をもってもらうことで安心するのでしょうか。
この時期の子供たちはこうした“自分アピール”がとても強い。
その点、最近の若い親御さんでスマホに見入って上の空ので子供に返事されているのは少し心配になります。それは案外子供にとって決して小さくない(悪い)影響を及ぼすのではないかと。
閑話休題。
かなりの人数の子供たちが声をかけてきますができるだけ返事をします。
神対応ではなくて仏対応?
声をかけてほめてあげるとまたどんぐりを拾いにいき再び見せにきてくれ…
エンドレス!
しゃがんでいた足がだんだんしびれてきました…
どんぐり拾いがひと段落したので宝物殿で仏像を見てもらいました。
丈六の阿弥陀様の大きさに驚き、多聞天、増長天、金剛力士など恐ろしげな天部の仏様をこわごわ見入っていました。
「仏様は子どもが大好き」というのをできるだけ強調したつもりでしたが…
怖くなって号泣したよい子さん2名。
年中さんは涙の粒もとって小さくて可愛かったです。
子供の頃、祖父につれられて見せてもらった仏像の顔を時々思い出す。
その体験は何らかの形で今の私につながっているのかもしれないとも感じる。
子供たちに時々日常の生活を越えた何かを感じてもらうことはとても大切なのではないかとも思う。
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