漫画家の面目



【川辺のもみじが次第に色づく】



ピラカンサもいよいよ赤く色づく】


本日は誠に気持ちの良い快晴。


11月の紅葉シーズンのうちで2、3日ほどしかない好天。


平日のためか人手は少ない。



紅葉もいよいよ本格化しているようである。


無面目・太公望伝 (潮漫画文庫)

無面目・太公望伝 (潮漫画文庫)


繁忙期の反動で漫画が読みたくなり諸星大二郎「無面目・太公望伝」を密林の古書で購入。


混沌のエピソードをご存じだろうか?


荘子』内篇應帝王篇に目、鼻、耳、口の七孔が無い存在として混沌が登場する。


南海の帝と北海の帝は、渾沌の恩に報いるため、渾沌の顔に七孔をあけたところ、渾沌は死んでしまったというのは多分に寓意を感じるエピソードだが、混沌を混沌のままおくことの大切さは案外忘れがちではないか。


世の中があまりに合理化、効率化している時代であるからこそ考えてみるべきであると感じる。


無面目とは眼、鼻、耳、口のない混沌のことでで、この作品ではその混沌が主人公なのである。



人界に至った混沌が人間と交わり権謀術数に巻き込まれてゆく…



実に奇想天外なストーリーである


やはりこの漫画家は只者ではないと感じる。漫画家の面目躍如というべきか。


他にも密林の古書から
どんどん届きます…


印と真言の本―神仏と融合する密教秘法大全 (New sight mook―Books esoterica)

印と真言の本―神仏と融合する密教秘法大全 (New sight mook―Books esoterica)



ブログランキ

ング・にほんブログ村へ
にほんブログ村←いつもご訪問ありがとうございます!
丹後の山寺の住職に応援のクリックをポチッとおねがいします(^人^)






.