ボディガードの戒名 成仏するな

 


終日雨模様。ときどき冷たいみぞれがふった。



昨日は友人と久しぶりにランチしたのですが、友人がジャンパーを脱ぐと、色も形も私と全く同じユニクロのフリースを着ていたので大笑い。


まだまだ寒いのです…




木村拓哉主演の「BG〜身辺警護人〜」を見ている。



木村拓哉演じる主人公の上司で身辺警護課の課長である村田五郎氏が第7話で…


まさかの殉職



てっきり意識不明から最終話で復活のパターン予想していたのだが。




村田五郎氏の葬儀の場面が流れた。


ドラマで葬儀の場面があると、宗派は何か?お経は何か?などと細かいところに意識がいってしまう。


冬なのに夏用の衣だったりするので、こういうチェックはやめられない(笑)



ちなみにお経はお約束の「般若心経」でした。




戒名には亡くなった季節、故人の性格、故人の職業、俗名などが分かる漢字を使用することが多い。


使用する漢字が難しすぎても、易しすぎても違和感があるし、読んだ時の語感や音感まで考えると戒名をつけるというのはなかなか難しいものがある。



俗名のなかでも「一郎、次郎(二郎)、三郎…」など数字の入った名前がある。



漢数字を戒名に入れるとやはり違和感を感じるし、「郎」も男性の敬称であるから入れることも可能だが私はやはりためらってしまう。


「村田五郎」という名前をどのように戒名にされているのかな?と思ってみていると…



『優光護誠信士』



という戒名がつけられていた。


「優」は故人の優しい性格、もしくは「優光」で仏の慈悲などを表し(仏典に由来する成語か)、ボディガードという職業を「護」字で、職務や対人関係での誠実さを「誠」字で表す。


そして多分、「護」字が俗名の「五」が同音なので掛けられているのだろう。


本職の僧侶がつけられた戒名だと思うが立派なものだと感じいった。




仏事の常識もどんどん変わってきているので居士大姉を「きょし」とか「おおあね」と呼ばれては困るので最近は戒名の読み方、由来などを書いたものを親族に渡すことにしている。

 




産経の朝刊1面に「朝の詩(うた)」という欄があり、投稿された詩文が載っている。


数日前に「成仏するな」というタイトルの詩が寄せられた。



作者は88歳の男性である。


夫人が亡くなり、四十九日で浄土に行くとされることに対して、ずっとこちらにいてほしい、自分のそばに居続けてほしいという切実な思いが綴られていた。



作者の年齢を考えると、亡くされた婦人と共に過ごされた時間は優に半世紀を超えるにちがいない。


その伴侶が亡くなった時に成仏せずにこちらにいてほしいというのは当然なのだろう。


その詩を読んでいるととても切ない、哀しい気持ちになってきた。






【最初の女の子がすごい】


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