プレミアムな体験 雄島 住職の困りごと 

梅雨らしい雨天が続く。夕方5時を過ぎてから晴れ間少々。


何層になった雲が照らされて美しかった。




本日午前10時に史上初の米朝会談。


朝鮮戦争終結には言及せず…とあったが朝鮮戦争がまだ終結していなかったとは。


米朝関係にも晴れ間は見えるのか。










GWは勉強会に参加するために関東へ。



京都から東京までは夜行バスに乗ったのだが、連休期間中で満席ばかり…ようやく取れたのは高速バス「プレミアムドリーム」号のプレミアムシートが1席だけ残っていた。料金を確認したら新幹線より高い(泣)



プレミアムシートの内容はというと殆ど180度に近いリクライニング、大人が2人並べそうな広いシート、カプセルホテルなみの広々した空間と至れり尽くせり。唯一の問題は座席が車輪の上だったために振動がかなり激しかったこと。




プレミアムな体験といえば先日初体験したのが内視鏡による大腸検査。



一度、内視鏡による検査を受けてみたいと思ったのだが、友人が無自覚だった癌を内視鏡の名医に発見してもらい切除してもらったというので俄然関心が湧いた。


同日に胃カメラの検査も可能とのことで申し込んだ。検査前日は京都に泊まり(大阪市内のホテルが取れなかった為)朝からの検査に備える予定だった。


検査前日の夕方、高速バスで京都駅に着いて携帯メールの着信に気がついた…



「忘れ物」とタイトルにある…


検査当日の朝の飲む下剤その他一式を山寺に忘れてしまったのだった。しかたなくそのまま舞鶴に引き返す…


やむなく当日の早朝に大阪に行くことになったが移動時間の関係で深夜2時から下剤を飲んでお腹のなかを綺麗にしないといけない。


結局ほとんど眠れない状態で胃カメラ内視鏡の検査に臨んだが、鎮痛剤を入れられると眠っていないせいもあってすぐに寝落ちしてしまい。目が覚めた時には全ての検査は終わっていた。詳細な検査結果が先日郵送されてきたが大腸のポリープを3つ切除してもらった。


何年かおきにはこうした検査を受けることも考えないといけない年齢になった。



私がお世話になったのは工藤進英先生という内視鏡の世界的権威の方である。


熟練した医師でも20、30分かかる内視鏡検査を5分で終えるという。



大変な技術の持ち主だが地元で同じような検査をしてもほとんど金額は大差がないのが不思議。


交通費そのほかの経費は余分にかかるが名医を体験するというのも悪くない。毎年、集団検診の通知が来るがその精度については疑問が残る。どうせ診てもらうなら良い技術のあるところでみてもらうという選択は悪くないと思う。


ちなみに近々工藤医師の分院が京都にもできるそうなのでもう少し手軽に検査が受けられるようになるらしい。






雄島参りの後で読んだ谷川健一「古代海人の世界」(小学館)のなかに沖縄のニライカナイの神はまず海辺の小島や岩、岬の先端に立ち寄ってから上陸するとある。


冠島、沓島の役割は案外それに近いものだったのかもしれない。



「雄島」を検索すると「雄島 心霊」という検索候補が表示された。


海崖の絶景でしられる福井県坂井市東尋坊の沖にも雄島という島嶼があるのである。


東尋坊で身を投げた自殺者の遺体がこの島に流れつくという。この「雄島」
にも宗教的役割があったらしいのだが詳細は不明。







生活が椅子中心になり正座をする機会が減っている


「法事の時しか正座しません」などといわれる檀家さんまである。


それは時代の流れとしてしかたないとあきらめているが、お経を聴いてもらうにはできるだけリラックスした状態で聴いて頂きたいと思っている。


ここまで書いてふと気が付いたのだが、お経を読むことは「読経」というがお経に耳を傾けることを表すにはなんと表現すればいいのだろうか。説法を聴くことは「聴聞」といったりするが「聴経」などという言葉があるのだろうか。


お経に耳を傾けることは瞑想と同じ意味を成すことがある。もちろん故人を偲ぶというのは少し違うのだが、お経のリズムや抑揚に気持ちを委ねてもらうと瞑想に近い効果があると思っている。



こちらもそうしたことを意識して読経するのだが慣れない正座で「足が痛い」とか「早く終わらないか」というのが頭のなかでグルグル回っていては瞑想どころではない。


法事の前に「足を崩して楽にしてください」というのだが半分くらいの方はかなり無理して正座をされているようである。


日本人というのは真面目なのだろう。



今度は「正座禁止」といってみようか…







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