熱中症 三方五湖 若狭の神を求めて
相変わらずの酷暑続く。
連日の暑さで疲れもたまり、先日は法務中に熱中症の一歩手前までいってしまった。
蒸し暑い室内で小一時間法務をおこなっているうちに脱水状態になるのが自覚された。次第に身体に力が入らなくなった。かといって大勢の参列者いるなかで法務を中断できるわけもなく、倒れたらその時と覚悟をして最後まで法務をおこなった。
山寺に帰って涼しい室内で休んだら回復できたが、熱中症というのは気が付いた時にはもう遅い場合がある。なかなかスリルのある体験だった。
それでも夜半に吹く風には既に秋の気配を感じる。夏から秋の移り変わりはもうはじまっている。
昨日は関東方面に法務1件。新幹線で京都まで引き返し京都市内で棚経1件。
京都駅の八条口から途中下車しようとすると通路に大勢の小学生の一団が待機していた。
八条口には修学旅行その他で学生、児童が団体行動していたり待機しているのをよく見かける。
小学生の1人が私を指さして「あっ!お坊さんだ」。
多分、地方から京都にやってきた一団なのであろう。京都へ来てお坊さんを見かけて軽くテンションがあがったに違いない。
知らぬ顔をして改札を抜けようとすると…切符が見たらない。
二十四の瞳どころか二百四十くらいの子供の眼が注視するなかで衣からカバンをひっくりかえして切符を探す…恥ずかしかった。身辺整理が悪いとこういう目にあう。
しばらく前に三方五湖に行く機会があった。
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眺望の美しさもさることながらこの地域には深い歴史が埋もれているようである。
当地の遺跡としては縄文草創成期の集落遺跡である鳥浜貝塚が有名だが、三方五湖を多くの縄文の丸木船が行き来していたかと思うと心躍るものがある。
地図上に常神半島という地名を見つけた。
常神半島は若狭湾の複雑な地形のなかでも鋭い刃物が屹立するように日本海に向かって立ち上がっている。何とも意味ありげな形を成している。
神子、常神と魅惑的な地名が続き、半島の沖合には御神島という島嶼まである。
これはもう行ってみるしかない…と車を走らせた。常神半島に向かうつもりで分からないままにレインボーラインという有料道路に入る。
これは間違いであったことが判明。
常神半島を探索するならレインボーラインは間違った選択だった。
この道路は梅丈岳という三方五湖のビューポイントに至る道路であった。
道路の切れたところには広い駐車場がひらけ、驚いたことにさらに上に向かってリフトに乗ってテーマパークに至るようになったいた。
時間も遅くパークの閉園間近であったので駐車場から三方五湖の眺望を楽しむことにした。
日本海と湖、山並みの織りなす複雑な地形に海と空の色が映えて実に美しい。
紅葉の時期はどうであろうか。この山並みが紅葉すればさぞかし美しいであろうと思われる。秋にはもう一度常神半島に行ってみたいものである。
紅葉のなかにどんな神がおわすのか。
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