指摘あり 陰と陽
昨日、今年最初の紅葉拝観の団体バスを迎えた。
流石にまだ紅葉見物には早いと思うのだが、気がつけばわずか1日で紅葉が進みつつある。
今年の紅葉のスピードが早いのかもしれない。
相変わらず鹿の鳴き声をよく聴く。
鋭く、長い悲鳴のような鳴き声は秋空には寂しく聞こえる。
昨日こられたバスの団体のお客意さんから「池の中で鹿が死んでますよ」という指摘を受けた。
鹿が池に浮かんでいるのは今年で2回めである。後始末を考えると気が重い。
気が重い…溺死した鹿はメチャクチャ重いである。
法務でお仏壇でお参りしていると必ず鈴(りん)が置いてある。
最近の傾向として鈴がどんどん立派になってきて、分厚い座布団の載せられて、なかには立派な台に載っていたりする。
どうかすると鈴をたたく棒(りん棒)まで台に載せられいたりする。
立派になるのは結構だが、実際に使うことを考えていないのではないか…という鈴が少なからずある。
鈴は置いて飾るものではなく、叩いて鳴らすものである。
叩いているウチに座布団から転げ落ちる鈴があって誠にこまるのである。
叩いているうちに台座から落ちそうになるので、あわてて反対側を叩いて“補正”したりして余分な労力を使うことがある。
鈴を買う時は実際に叩いてみるのがおすすめである。
- 作者: 仙頭正四郎
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 単行本
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来月4日の特別法要の準備で忙しく趣味の読書もままならない。
時々、逃避でパラ読みするのがやっとである。
しばらく前に仙頭正四郎「読体術 東洋医学で自己診断」(農文協)を買った。
東洋医学の観点から体質を8つに分類し、それにあった養生が説かれている。
東洋医学の基礎にある考えは陰陽五行である。
以前は陰陽五行論というのはカビの生えたような古臭い思想だと思いこんでいたが最近はとても示唆に富むと感じるようになった。
物事には陰と陽がありそのバランスが重要である。
働くことが陽なら休むことは陰である。
ふた昔くらい前に「24時間戦えますか」というのが流行ったが、労働や活動という陽を増やすならその反対の陰を増やさないといけないというのが陰陽の考え方である。
沢山働くなら沢山休む…これは当たり前なのではないだろうか。
仕事をしない時間を減らしてけばそれはどこかでアンバランスとして問題を起こしことになる。
子供についても沢山勉強させるのであれば沢山休ませる(遊ばせる)
必要がある。
目先の目的や利益だけを考えると陽を増やすのが最善のように感じるるが、長い目で見ると陰を欠いた陽はどこかで破綻してしまう。
そんな当たり前のことが通らない社会になりつつあるのではないか…と感じることがある。
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