雨の功徳 法話の出前





明日から古文書の調査があるので兼務寺院に該当の文書を取りに行く。


兼務寺院はいずれも標高が高いせいかハッとするほど鮮やかな紅葉を見かける。



山寺に帰り、向かいの鹿原公園に行くと早くも晩秋の風情。







本日は終日雨模様。



明日も同じく天候不順の予報である。



観光寺院にとって雨は大敵である。


好天なら多くの参拝者の訪れるが、雨が降れば参拝者は激減する。


もっとも悪いことばかりではない。



年に2週間ほどの繁忙期であるが慣れない応対で疲れている時に雨が降ると一息つけるのである。閑静なのもまた良しである。




本日はバスでの参拝が2件。



『関西花の寺霊場会』では団体での参拝者に法話することになっている。


お寺によっては堂内で法話されるお寺も多いが、当方は屋外で行っているため雨は大敵である。



雨が降っているので法話を行わないと厳しいクレームがくるし、雨のなか法話していると「こいつ空気の読めん住職だな」みたいな視線を感じる…



昨年から雨の時は到着した駐車場まででかけていってバスの車内で話をする。法話の出前みたいなものである。



境内でないので雰囲気に欠けるが、暖房のきいた車内でゆっくり話を聴いてもらえるのは悪くない。



本日はたまたま2台のバスが同時に来寺されたので1台は到着してすぐに法話を行い、2台目は出発の10分前にバスの戻ってもらい出発前に法話を行う。





繁忙期もあと10日ほどシーズンが終わればまた静かな山寺に戻るに違いない。






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