サラダ談義

<お坊様のレストラン>

サラダという料理は体に良い食べものとされているが、生野菜はカサの割りに栄養価が低いのでできれば温野菜をという人もいたりする。ヨガ系の人で生野菜をやたら勧める人がいるかと思うと、東洋医学系の人の中には生野菜は体を冷やすと警鐘を鳴らす人がいたり実に様々である。

私自身の実感としては生の野菜や果物からでないと摂りにくい栄養素があるのではないかという感じ がする。だが一人暮らしだとサラダをマメに作って食べようという気にならない。私の知り合いで4年間全く野菜を食べなかったなどと豪語するツワモノもいた。
スライサーという便利な道具があるが、これはいろんな場面で重宝する。
(※スライサーを使う時は野菜と一緒に指をスライスしないように注意!私も何回か酷いめにあいました…)



         《最速のにんじんサラダ》

にんじんを洗って皮もむかずにスライサーで千切り状にし、市販のゴマドレッシングをかける。これはとにかく簡単である。にんじんとゴマのドレッシングは良く合う。但し、ゴマのドレッシングは高い目のものを買う。安いものはべたべたした甘さが強いものが多いので要注意。

ドレッシングを手作りするならオリーブオイルと好みのお酢(米酢など)を2対1で混ぜ、塩、胡椒、醤油、ごま油、刻んだパセリなどを入れて好みの味に整えたものを作ると良い。生野菜に良く合う。
私はここに自家製の味噌を入れたり、お酢の半を梅干を作る時にできる梅酢にしたりしてバリエーションを愉しんでいる。(梅酢は塩分が多いのでお酢を全部梅酢にすると塩辛くなりすぎる)。帝国ホテルの料理長だった村上某氏の本には油とお酢の割合を7対3と書いてあったが2対1のほうが分かりやすいだろう。


サラダというと何種類もの野菜を洗って切って…というイメージがあるが、スライサーを使って野菜一種類のサラダを作るとと5分もかからない。

スライサーを使ったサラダをもう一種。

《だいこん、にんじん、りんご、水菜のシャキシャキしたサラダ》

大根の皮を剥き、スライサーにかけたものを軽く水にさらして根っこくささを抜き、よく水気を絞る。にんじんはスライサーにかける。さらにイチョウ切くらいの大きさに切ったりんご、食べやすい大きさに切った水菜を混ぜ合わせ好みのドレッシングをかける。

私がよくやるのは4種の材料をオリーブオイルとポン酢で軽くあえておき、皿に盛った上からゴマドレッシングを少々掛けたものである。さっぱりしていてなおかつコクのあるサラダである。
 
    ※ 時間を置くと水っぽくなるので注意!


        《我が家のフルーツ入りポテトサラダ》

   どの家庭にもその家庭の味というべき料理がある。

 私が子供の頃好物だったのがリンゴとバナナの入ったポテトサラダである。今でも好物でどんぶり一杯くらい平らげて笑われたりする。

 作り方はいたって簡単。

 茹でるか蒸したジャガイモで普通のポテトサラダを作る。味付けは塩コショウ、マヨネーズ。そこに適当に切ったバナナ、リンゴをたっぷり入れる。母によればお酢かレモン汁を少々入れると味がまろやかになるそうである。

 クリーミーなジャガイモの味と果物の甘さがとても良く合う。

      ※ 時間が経つとバナナが黒くなるので注意。特に冷蔵庫に入れるとバナナはすぐ黒くなります。