会計の神が笑う時　　小松左京「神への長い道」

地元仏教会の会計を任されてしまい、昨日は慣れない決算書と予算書作りに悪戦苦闘。

いくらやっても計算が合わないの唸っていたら、妻がエクセルを立ち上げささっと書類を作ってくれた。

神嫁…

本日が仏教会の新年度総会。

昨年度の決算書を報告し終えた後、今年度の予算書の審議へ。
予算書を読み上げ初めてすぐに顔が蒼ざめるのを感じた…

今年度の最重要行事として飯田史彦先生を招いた講演会を企画しているのだが、講演会関係の予算を全く計上していなかったことに気がついた。

何しろ予算書を報告する段階なのでいかなる修正も不可能…

会計としては大ミステイクである。

眼の前には偉いご住職方が30人余り。どんな厳しい指摘があるやら…
動揺しながら予算書を読み終え、審議へ。内心「もう駄目だ…」
だが…

何も起らなかった

何も起らなかったのである。
講演会の運営は別会計として予算を計上するということになっていたのである。
私は会計のくせにすっかりそのことを忘れていたのだ。そのことに気がついた途端、溜息と共に身体の力が抜けていくのを感じた。
おっちょこちょいにも程がある。

若干の修正を経て会計業務は終了。やれやれ…

夕食のときに妻が「劇団四季のオーディションは難しくて、1700人受けて、70人しか通らないんですって」と言うので

「私の嫁は世界でただ１人。どちらが難しいと思いますかっ？」

と言ってみた。

とりあえず妻に感謝している。なにしろエクセルを使いこなせる神嫁ですから。

いろんな方にコメントで励まして頂いたのでぼつぼつエクセルの勉強を始めることにした。

＜神＞で想い出したが、小松左京の「神への長い道」という中編がある。

全体としては小松左京氏特有のロマン主義が漂う。
どっぷりとした情緒の部分が少し重たい。
だが56世紀人（！）の描写などは今読んでも唸る。やはり素晴らしい書き手である。

私の持っているのは生頼範義が表紙を書いた角川文庫であるがとても気に入っている。
SFスピリットに溢れた素敵な絵柄なのである。

　　　　　　【告知】
飯田史彦先生が被災されたとの情報があり現在確認中です。

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。
期日は10月23日（日）。主催は舞鶴東仏教会です。詳細が決まりましたら、当ブログにて告知を行います。

　　　　　　　　　【告知】

当山所蔵の快慶作“深沙大将立像”は7月16日から28日まで奈良の国立博物館に出展されます。その前後は不在となりますので、当山の仏像を拝観希望される方は御留意下さいませ。
『天竺へ　三蔵法師３万キロの旅』
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2011toku/tenjiku/tenjiku_index.html

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