地元の中華料理屋さん  線香あれこれ 親子関係の大切さ 

数日前の新聞広告に地元の「東来」(とうらい)という中華料理店が取り上げられた。


女将さんのインタビューが載っていたのだが、化学調味料を使わない、厳選された食材を使用するなど、細やかに気を配って料理を作っておられるようだった。

私は女将さんと中学高校の同期生である。
彼女は利発で可愛くて人気者だった。
当方は坊主の息子で坊主頭で、図書委員…人気者ならぬ陰気者である。
大分、ギャップがあった…



広告を観ているうちにお店に行ってみたくなり、今夕は家族で食事に出かけた。
1000円もあればお腹が一杯になるボリュームでとても美味しかった。

地元の方に是非おススメしたいお店である。



先日、地元のお坊さんの会合があった。

いろいろお話していたら、無煙線香で呼吸困難になったというお坊さんがいて、気の毒になった。


線香というのは香りを供えることが本来の目的であるが、最近は燃やすと文字や仏様の絵の浮き出るもの、煙のでないものなどいろんな線香がある。

困ったことにこうした新商品系の線香というのは化学的な成分が入っているので、それを吸うと体調がおかしくなることがある。以前にも何度かこのことを書いたが、咳や涙が止まらなくなったり、冷や汗が出たり…

僧侶は香炉の直近に座っていて、しかも読経することで深く呼吸するので、こういった化学的な煙をどっさり吸うことになる。


墓参の際に、参拝者に配る為に線香を束にして火をつけることがよくあるが、猛烈に発火して炎の上がることがある。
線香に燃焼しやすいような成分が含まれているらしいのだが、これもちょっと危険な気がする。



いろんな方の話を聞いていて、つくづく感じるのは親子関係の大切さである。


幼児期から思春期に親から十分な愛情を注がれなかった(或いは注がれなかったと誤認してしまった)子供達というのは、人間形成大きな偏向を受けるような気がする。


近年、子供達への虐待や放置などが後を絶たないが、こうした行為が子供達の心に深刻な影を落さないはずがない。
そして報道されていることは氷山の一角でしかないことは容易に想像ができる。



子供達がやがて大人になり、結婚して、子供を育てる。
そのなかでこの影が再び形を変えて再現されるのではないだろうか。
かなり高い確率でそうした事態が起こることが予想される。


家庭と学校というのは基本的な人間形成の場であるはずだが、ここに深刻は問題があるように思う。
そのことを考えれば考えるほど日本の将来が危うい気がする。


そう考えると何とも残念で、哀しい気持ちで一杯になることがある。





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