日本の軍事大国化を中韓が懸念しているそーです

京都新聞観察日記】

小澤氏の辞任が遅れたことと岡田氏ではなく鳩山氏を選んだことで民主党の存在感はまた薄れたようである。やれやれ…

民主党が政権をとってもらっても一向に構わないが防衛や危機管理についてきちんとしたビジョンと実行力が伴わないならやはり論外である。
社会党の村山さんが首相になった途端、自衛隊違憲といい続けていた社会党が突然、「自衛隊は合憲です」と言い始めた時は唖然呆然だったが、あれは一体なんだったのだろうか…


 ところで今だに生き残る民党や共産党を何が支えているかというと、これらの論外政党の主張をあたかも正論であるかのような主張を繰り返す人達がいることが大きいのではないだろうか。


日本は常に軍事大国化を進めようとしていて、それを平和憲法が防ぎ、軍事大国化と戦う市民の力が防いでいる、日本の平和が危ないっ!

 みたいな論調の大好きな人達が地方紙の中には実は根強く残っているのである。
 般若心経で言えば「顛倒夢想」というところか…

 北朝鮮の長距離ミサイル発射を受けて早期警戒衛星の導入や敵基地攻撃能力の保有が議論されていることを受けて京都新聞の5月9日の紙面には

「日本の軍事大国化を中韓が懸念」

 という記事が掲載された。北朝鮮のミサイル発射はイージス艦や地対空誘導弾パトリオットの<実践迎撃訓練>だったと「分析」している。

 内容の大半は「軍関係者の談話」や中国の週刊誌の抜粋で


 「日本の軍備増強は、常に中国を念頭に置いている」(中国軍事筋)
「日本は公然と宇宙の軍事化を進めている」(中国の週刊誌「国際先駆導報」)
「日本が軍事大国化をさらに進める契機になる」(韓国軍関係者)

 
 自国のことは棚にあげてよくぞここまで言えます…みたいな論調のオンパレードである。もうやめませんかねえ…
 丁寧に読むと軍事大国化を「さらに」進める…みたいに、細かなスパイスも効いてますっ(笑)

 文末には「北京、ソウル共同=芦田晋一郎、井上智太郎」とある。

 なぜ地方紙の論調がずれるかというと、実は共同通信の記事を配信しているからというのがひとつの大きな理由であると考えられる。あまり知られていないが共同通信というのは○波書店とか、○日新聞とか、そういうのが大好きな人が大勢いることで有名なところらしい。
以下は共同通信の捏造記事に関するブログである。細かな追跡調査で共同通信の虚偽を暴いていくのがなかなか見事である。


  【Irregular Expression: 共同通信が仕掛けるブービートラップ
        http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200412151844.html