想定外の事態 面白い中国語 ゴッホと半熟玉子


本日は娘の初登園日。



登園といっても9時から11時までというごく僅かな時間ですから問題などあろうはずが…




車で送っていった妻がいつまでたっても帰ってこない。




ようやく帰ってきた妻によれば、
断固として妻のそばを離れないのでしかたなく一緒にいることになったとか。



明日は私が送っていくことになりました(溜息)





中国語のテキストを見ていたら、「宅女」という言葉が出てきた。



てっきり中国でも宮崎アニメが人気で「魔女の宅急便」のことかと思いきや…




「宅女」というのは日本の「オタク」からできた言葉で、オタクの女子を「宅女」、オタクの男子を「宅男」というのだそうである。(「宅女」は「腐女子」のニュアンスか?)



ご存じのように「オタク」という言葉は相手のことを指して「オタク」と呼ぶことに由来しているのだが、「宅男」「宅女」と表現すると、


オタクの方々のインドアな感じが実に上手く表現できているではないか(笑)



それにしても「お宅」のように、人称が建物系というのは面白い。


敬称の「殿」も建物だし、私たち僧侶を「坊主」と呼ぶのも建物系ですね…



ゴッホの手紙 上 ベルナール宛 (岩波文庫 青 553-1)

ゴッホの手紙 上 ベルナール宛 (岩波文庫 青 553-1)



先日、何人かの知人と京都市美術館ゴッホ展に出かけた。



ゴッホはそんなに好きな画家ではないが、
一流の画家の作品を見るというのは眼を洗われるような気がした。



夕暮れの薄暗い木立や田舎道の向こうに一瞬の奇蹟のように鮮やかなオレンジや紅色の落陽が描かれている絵がとても素敵だった。


ゴッホの絵は彼の生前に1枚しか売れなかったので作品が散逸していない…と聞いたことがある。



世間の評価というのは面白いものである。



なまじ売れたばかりに世評におもねるような作品を残す芸術家もある。



ゴッホにとって評価されなかったことは幸せだったのか、不幸せだったのか…






地方に居ると音楽や演劇や絵画に触れる機会が少ないので時々こうした機会を持ちたいと思った。



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昼食は近くの瓢亭。



今回初めて出かけたお店である。



夜の部は高くて手がないが、別館で昼のお弁当を食べるくらいならなんとかなる…と聞いたので文化体験の一環として松花堂弁当を頂きました。(あくまで「文化体験」です!)



お弁当はどの素材の味がしっかり生かされていて、大変に美味しかった。




瓢亭の名物は半熟玉子である。


白身が固まって、黄身は生に近い。
料理の修行をされた方に伺うと、この卵は簡単にではできないのだという。


大の男が揃いもそろって、お弁当の最後にこの卵を残していたので可笑しかった。


やはり美味しいものは最後までとっておくのが常道かと。


それから汁物も素晴らしかった。


濃厚なのに淡味。


普段味わえない味覚に眠っていた味覚がむくむく目覚めるような味だった。



やはり400年という歴史はあなどれない…



ファーストフードや居酒屋ばかりでなく年に1回くらいはこういうお店に入りたいものである。


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