植木市 お遍路さんと違和感
明日の最低気温は2度の予報。まだ少し寒い。
庫裏の裏手の水仙はまだ咲き始めたばかりである。
白糸神社の植木市を毎年楽しみにしている。
今年はジューンベリー、馬酔木、長寿桜、サルスベリ、レンギョウなどを購入。
鹿は不思議とサツキを食べないので今年は沢山買う予定でいたのだが、植木市に行くとツツジは沢山あるがサツキが一本もない。
御主人に尋ねると150本もってきたサツキは現在改修中の某公共施設の植栽として全部買い上げてもらったとのこと。
植木市は秋にも行われるのでサツキは秋まで待つことにした。
四国八十八ヶ所が世界遺産に登録されることがかなり有望だとある方から伺った。
【関連記事】http://www.wheritage.net/shikoku_reizyo88kasyo_to_henromichi.html
八十八ヶ所は真言宗にとっても聖地といえる場であるので世界遺産登録が実現すれば嬉しいことである。
お寺にこられる信者さんによれば歩き遍路の三分の一は外国人なのだという。
私自身は四国に訪れたことは一度しかないが、お寺だけでなくお寺とお寺をつなぐ道での地元の方とのふれあいが大変に温かく、宗教的な意識を感じさせるという。
学校から帰ってきた子供たちがお遍路に「帰りました」と挨拶するという。
お遍路さんが歩いていると農家の方が作業の手を止めてかけよってきて御接待の品を渡してくださったとか
聴いているこちらの心が温かくなるような話がたくさんある。
子供の入学式でまず何を教えられかというと防犯である。
知らない人についてゆかない…みたいな説明が行われて防犯ブザーが配られる。
これにはすごく違和感を覚えた。
挨拶することはとても大切で、本来なら知らない人にも挨拶するのが良いと私は思う。
知らない人でも敬いなさい、大切にしなさいという文化と知らない人への警戒や防犯をまず教えるというのは真逆の発想である。
人を信じて騙されたり、被害にあうのが現実世界であるが、私は人への<信>や<敬>を教えてから現実的な対応をすべきであると思っている。
今日は「東京消費者センター トラブル相談係」というところから「訴状通知書(民事)」というハガキが届いた。
電話もフリーダイアルで住所も「総合庁舎3階」とか書いてあって「財産の差押え執行に異議のある場合は必ず連絡するように」と書かれてある。
最近行政メールで不審なハガキに注意という知らせがあったが…
これが現実世界である。
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