青岸渡寺参拝  那智御滝

 


補陀洛や 岸打つ波 三熊野の
那智のお山にひびく滝津瀬



子供の頃、家にあった御詠歌の本の最初のページに載っていたのが西国札所第一番の青岸渡寺の御詠歌だった。


子供の頭の柔らかさですぐに暗唱することができたが、この御詠歌はいつまでも印象残っていた。



昨日、ようやく念願だった青岸渡寺に参拝。



西国札所の難所といえば山道険しい施福寺と遠路紀州にある青岸渡寺ではないだろうか。



兼務寺院で毎年西国札所にお参りしているが青岸渡寺に泊りがけは難しいという方が多く、かといって日帰りも難しいというので懸案になっていたが、今回長躯片道6時間の日帰りの団体参拝となった。


天気も上々。高速道路も整備が進んでおりスムーズにお参りすることができた。1時間おきに道の駅に止まりトイレ&お買い物。土産が溜まる溜まる…






600段ほどの石段を登って青岸渡寺に参拝。ずっとバスに乗っているのでやはり少しは足を動かしたほうが良い。足に自信のない方はタクシーに分乗して本堂へ。



青岸渡寺と隣接する那智大社は現在工事中であったのが少し残念。







明治の神仏分離以降の見方になじんでしまっているが神と仏と自然の融合した信仰がこの地に栄えいたに違いない。





那智大社からバスで少々のところに那智御滝がある。




荘厳にして心引き入れられる場所であった。








周辺はよく整備されていて参拝者も多かった。



もっと人がすくなければこの滝のそばで座禅を組んだり、気功や太極拳をできたらどれほど心清められるだろう…とも思った。



人が来なくては護持も難しい。かといって余りに人が多くいても雑雑たる人間(じんかん)の気に乱されてしまう。そのバランスをどのように考えるかは課題である。


滝には“清める”という作用があるようである。



願わくばこの素晴らしい環境がいつもでも保たれ、この滝が人々の心を清め続けて頂きたいと願わずにはいられなかった。






山寺を午前6時に発ち、帰着は10時前となった。



補陀洛や 岸打つ波 三熊野の
那智のお山にひびく滝津瀬





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