チベットで囚人が解放される時  ダライ・ラマ法王日本代表部のHP

【のんびりしてられない日記】

 「正論」6月号(産経新聞)にチベットで中国が僧侶に行っている虐待に関するインタビューが載っている。

 「こんな弾圧を許せるか!チベット僧が語った容赦なき拷問の日々」(ダライ・ラマ法王日本代表部 ルントック氏)

 電気ショック、火あぶり、血液を抜く、背骨から体液を抜く…
 ありとあらゆる拷問の数々である。立ち読みでいいので是非読んでみて頂きたい。

 中国はチベット問題を内政干渉と言うが、1949年に人民解放軍が侵攻するまで、チベットは2000年の歴史を持つ独立国だったのである。6箇所のルートから同時に侵攻した中国軍はチベットの独立を奪った。
チベット国民会議は「共産主義中国による侵略」を国連に提訴したが、国連は中国とチベットが平和裏に統一されることを望むという希望を表明したに止まった…
(常々、「国連の大義」を信奉している方々は是非このことを記憶にとどめておくべきだろう)

 その後、120万人のチベット人が殺害された。
 そのうち17万3000人が獄中に拷問によるものである。
 今でも中国当局は獄中での死者を減らすために、瀕死になった囚人を解放するそうである。解放された囚人は数日を経ずして死亡する…

 恐るべき拷問に実態についてはダライ・ラマ法王日本代表部事務所のHPの「チベットを知るために」の中にある「人権問題」の項を見ていただきたい。背筋の寒くなるような事例が列挙されている。
            http://www.tibethouse.jp/home.html

 私達に必要なことはまず事実を知ることである。